講話 ・ 式辞

2020年5月の記事一覧

緊急事態の期間延長にあたって

生徒の皆さんへ⑤
令和2年5月7日


緊急事態の期間延長にあたって


埼玉県立川越総合高等学校
校長 服部 修


 学校が臨時休業となってから2・3年次生は2か月以上、1年次生は入学式翌日から休業に入り1か月経過しました 。皆さんは今、どのような毎日を過ごしていますか?
 新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにはやむをえないことでしたが、年度末・年度当初の大切な時期に、心の準備もままならないうちに、急に先生や友達に会えなくなってしまいました。 国の非常事態宣言の期間が延長され、もうしばらく「おうち生活」が続くことに、学校教育に携わるものとして胸を痛めています。
 生徒の皆さんが、ウイルスという見えない敵、そして、いつ学校が始まるのかわからない状況に対して、不安を感じているのではないかと危惧しています。このようなときだからこそ心を強く持ち、一人 ひとりが何をするべきか冷静に考え、判断し、行動していくことが大切です。そして、ピンチの中からチャンスを見いだしていく前向きさを失ってはいけません。臨時休業という状況をプラス思考で受け止め、感染拡大の防止のみならず、学習や生活の面でも何とか有意義なものにしていかなければなりません。
 今はウイルス感染の拡大防止が最優先です。未知のウイルスであるが故に、ウェブ上には誤った情報が流れている場合もあります。繰り返しになりますが、何が正しい情報かを見極め、感染拡大防止に向けて何をすべきか、何をすべきではないのかを、冷静に判断してください。
 次に、皆さんの心身の健康についてです。不規則な生活になっていませんか?時々は体も動かしていますか?誰かとお話しできていますか?時々笑っていますか?もちろん人混みに出かけることは控える必要がありますが、ジョギングや縄跳びなど、限られたスペースで可能な運動も色々あります。それぞれに自分と向き合って考えてみてください。
 普段は授業や部活動等で忙しくしているので、時間を持て余してしまうと何をしたらよいかわからなくなりがちです。普段あたり前に思っていた日常的なものが、なくなってみて初めてその重要性に気づくことがあります。学校は、皆さんにとってそのような存在なのではないかと思います。
 2・3年次生には5月1日に宅配便で発送した教科書が、1年次生にはレターパックで発送したシラバスと生徒手帳が、お手元に届いている頃かと思います。もうひと月我慢していただくことになりますが、学習課題に前向きに取り組み、学生としての本分を果たしてください。我々教職員一同は、感染リスクを減らすための様々な対策を講じ、一日も早い学校再開に向けて準備を進めていきます。
 少しでも皆さんの不安が減り 、有意義に過ごせること 。そして、早期にウイルスの感染拡大が止まって学校が再開し、たくさんの笑顔が明星が丘の川総キャンパスに戻ってくることを祈っています。