講話 ・ 式辞

2022年7月の記事一覧

令和4年度第1学期終業式 講話

 おはようございます。

 今日で、令和4年度第1学期が終わります。1学期間を振り返ってみてどうでしたか。 明日から8月31日まで夏休みに入ります。あらかじめ計画を立て、有意義に過ごしてください。夏休みを迎えるにあたって、少しだけ話しをさせてください。

 新型コロナウイルス感染症拡大から3回目の夏休みになります。ワクチン接種は進んでいるものの、全国的に新規感染者が急増しており、油断できない状況にあることは昨日もお話しした通りです。繰り返しになりますが、夏休み中も感染症防止対策を徹底し、「感染症にかからない」、「うつさない」といったこれまでの生活を継続してください。可能な限りワクチン接種を進めてください。感染予防だけではなく、感染した際に症状の悪化を抑える効果があることが検証されています。また、登下校時の飲食、謹んでください。この夏も猛暑が予想されます。熱中症等の対策を十分に行い、体調等に少しでも異変を感じたら、決して無理をしないでください。家族や友達を巻き込み、感染症を拡げることなど絶対にないようお願いします。

 とはいえ、人生は短い、そして学生時代は特に短い。だから、今皆さんが過ごしている一日一日はとても貴重です。明日からの夏休みは、1年次生にとっては人生で1回きりの高1の夏休み。2年次生も人生で1回きりの高2の夏休み。3年次生にとっては、高校生最後の夏休み。それぞれが一度きりの貴重な夏休みなのです。

 平昌オリンピックで、スピードスケート女子500mを五輪新記録で優勝した小平奈緒選手(私事で恐縮ですが小平選手は大学の後輩にあたり、15年近く応援し続けています。)の座右の銘は、「日々自分超え」というものです。小平選手はこの言葉を繰り返し唱えながら自分を追い込み、猛烈な練習を重ねたそうです。大事なことは、周りの友達との比較ではなく、昨日の自分と比べて今日はどれだけ成長できたか、また明日は今日の自分より成長しようという気持ちの強さです。皆さんが夏休み期間中の42日分しっかりと「日々自分超え」して成長し、2学期には元気な顔を見せてくれることを期待します。

 最近大リーグロサンゼルスエンゼルスの大谷翔平選手の活躍が、日本全体に明るい話題を与えています。今日行われるオールスターゲームに、1番DHで先発出場することが発表されました。大谷選手の野球の実力は超人的ですが、彼の人格や行動もアメリカ人にとっては称賛に値するようです。グラウンドのごみを拾う、1塁まで全力疾走する、折れたバットを拾って相手打者に渡すなど。でも、これは日本の高校野球では当たり前のことではないでしょうか。大谷選手は、高校野球で身につけてきた行動規範を、アメリカの大リーグで実践しているにすぎないように思います。読売ジャイアンツ、ニューヨークヤンキースで活躍した松井秀喜さんも、その人格は称賛されました。

 部活動、修学旅行などの学校行事、放課後の清掃、そして日々の授業における「起立・礼」などは、日本独特の教育活動です。大谷選手の振る舞いが称賛されるたびに、「日本の教育も捨てたものではないな」と感じます。1・2年次生諸君も、部活動では単に技術を磨くだけでなく、大谷選手のように、精神を鍛え、礼節を覚えて、人間的に大きく成長する場にして欲しいと思います。

 最後に、「凡事徹底」という言葉についてお話しをします。 2・3年次生は「前にも聞いた」と思うかもしれませんが、1年次生は今日が初めてです。

 「凡事徹底」、当たり前のことを当たり前にすることが大切という意味。具体的には、「明るい挨拶」「大きな返事」「品のある服装」、そんなこと当たり前と思うかもしれません。しかし、挨拶一つにしても、本当に心を込めてあいさつをしていますか。言われたから、言葉を出しているだけではありませんか。 服装も、注意されてから直していませんか。スポーツや勉強と同様、基本的なことをしっかりと身に付けていなければ、新しいことに立ち向かうことはできません。当たり前のことを当たり前にすることで、新たな一歩を踏み出すことができます。会社見学や学校説明会など、3年次生の多くはこの夏休み中に学校外の人たちと関わる機会が増えます。「凡事徹底」、今一度お願いします。

 9月1日に学校が再開したときに、皆が元気で再会できるように、事故やけがのないよう自ら気を付けてください。そして、何かトラブルが発生した際には、自分だけで解決しようとせず、必ず保護者や学校に相談してください。

 私からは以上です。