講話 ・ 式辞

2021年9月の記事一覧

緊急事態宣言の解除にあたって

緊急事態宣言の解除にあたって(SHRでの講話)

 

 新型コロナウイルス感染症の拡大が始まってから1年半以上経過し、ワクチン接種が進む国々では、急速な経済回復を遂げています。わが国においても、すでに国民の6割近くが2回接種を終えるなど、ワクチン接種は急速に進んでおり、社会経済活動の再開・活性化が強く期待されるところです。他方、感染力が強いデルタ株の出現・拡大により、これまでに経験したことのないレベルでの感染拡大に直面しました。

 「Withコロナ」(コロナウイルスが存在する前提で新しい日常を生きていくという意味)の生活が続く中で、必要な対策も見えてきました。当初の“得体のしれない不安”というものは薄れてきているように感じます。このところ“コロナ慣れ”といった状況が散見されます。このような状況下では、今後も一定水準の新規感染が生じる傾向は続くでしょう。感染リスクをゼロにすることは難しく、長期戦を覚悟しなければなりません。まずは足元の取り組みを着実に進めながら、これまでの経験・教訓を活かし、社会経済活動の再開・活性化が可能となるよう、今から必要な対策の検討・準備を進めていかねばなりません。

 新型コロナウイルスの出現により、人と人とのつながりの希薄化など様々な社会的課題が浮き彫りになりましたが、一方で、日常的な感染症対策が浸透し、さらに、リモートワークやオンラインミーティング等の進展により、「新たなつながり」が生まれるなど、コロナ禍における新しい価値への「気づき」がいくつもありました。「Withコロナ」時代は、こうした「気づき」などを活かして、社会的な課題解決や新たな価値の創出が期待され、ニーズに応える製品やサービスをいち早く社会に定着さることが求められるでしょう。

 しかしながら、緊急事態宣言の解除を機に行動規制を一気に緩和し、コロナ前の生活パターンに戻すことは厳しいと感じている人が大半だと思います。本校では、引き続き感染拡大防止に全力を挙げつつ、「Withコロナ」における教育活動の完全復活に向けて、教職員・生徒・保護者、そして学校を応援してくださる全ての人たちが一丸となって、この難局を乗り越える強い決意が必要と感じています。

 さて、時間のないところ恐縮ですが、この場をお借りして10月1日(金)以降の対応について四つお話しさせていただきます。

 一点目、時程についてです。

 10月1日(金)までは、現在行っている45分遅れの時差登校、40分授業とします。昼休みを1時間確保することは変わらずです。

 10月4日(月)以降は、平常授業に近い形で時間割を組みました。8時40分までに登校、50分授業を6時間、帰りのSHR後に放課となります。

  二点目、昼食の摂り方についてです。

 皆さんが協力してくれているおかげで、校内での感染拡大はこれまで発生していません。しかしながら、夏休み中には学校を離れた場所で飲食に伴う感染事例が本校関係者の間であったことから、もうしばらく分散昼食を継続します。9月21日(火)以降、このことについて複数の生徒・保護者から意見をいただきました。一部には、「昼食くらい自由にとらせて!!」との声もあります。本校の設置者である埼玉県教育委員会から、「食事中の会話禁止」の徹底について通知が出されていることから、これまでの指導を継続します。ただし、10月4日(月)以降は授業時間を50分確保し、学校に留まる時間を必要以上に長くしないようにするため、昼休みは50分間、6限終了時刻を15時25分とします。

 三点目、学校行事についてです。

 来週予定されている体育祭は、2年ぶりに全校で実施します。応援合戦や一部の種目の実施を見合わせたり、生徒・教職員のみで開催したりするなど、「Withコロナ」を強く意識した行事となります。成功裏に終えることができるよう、皆さんの協力をお願いします。また、一か月後に延期された文化祭に向けて、少しずつ準備が進んでいると思います。クラスや部活単位での企画が中心になりますが、準備段階で感染拡大が起こってしまった場合には、行事そのものを中止せざるを得ません。くり返しになりますが、放課後の教室や部活動での過ごし方についても、感染拡大防止を最優先してください。2年次生の修学旅行については、来週月曜日にあらためて私からお話しします。

 最後に部活動についてです。10月1日(金)から15日(金)までの間は、活動日数は週4日以内、平日のみ2時間以内の活動とします。但し土日の活動は、登下校による生徒の接触機会削減の観点から禁止とします。各種大会やコンクールに出場する場合は、大会14日前から「埼玉県の部活動の在り方に関する方針」に基づく活動ができるものとします。

 おわりに、コロナ禍において様々な考え方や意見がある中で、我々教職員は、生徒の皆さんがより充実した学校生活を送ることができるよう、努力を続けています。生徒の皆さんが頑張っていることを励みにして私たちも頑張っています。一人でも多くの人たちがワクチン接種を終えることができるよう、埼玉県では12歳以上の人たちを対象とした集団接種を10月1日から開始します。ワクチン接種をしたからといって100%感染しなくなるというわけではないようですが(ブレイクスルー感染なども穂報告されています)、引き続き感染防止対策へのご協力をお願いします。

 今お話ししたことは通知にして明日お配りします。併せて、Google classroom での配信、本校HPへの掲載しますので、明日以降、各自で確認してください。

 長くなりました。来週から学校は新たなステージに入ります。だからといってコロナウイルスがゼロになるわけではありません。緊張感を持って、一日一日を大切に過ごしてください。

 特に3年次生、現在進路に係る重大な局面を迎えている人が多いと思います。気を引き締めて前に進んでいきましょう!!