令和4年度春蚕「蚕と病気」
養蚕資料室では現在500頭ほどの蚕を飼育していますが、
すべての蚕が無事健康に繭になれるわけではありません。
病気にかかったり、うまく成長できない個体も現れてしまいます。
「蚕は風で育てろ」と言われるほど換気が重要なのは、
狭いところに密集して飼育していることも理由の一つでしょう。
蚕の病気の一つに「卒倒病」というものがあります。
いわゆる昆虫の食中毒なのですが、
自然環境中に居るこの病気を引き起こす菌(バチルス・チューリンゲンシス)を選抜培養し、
イモムシ類に対する農薬として製剤化したものが「BT剤」と言われる有機農法対応の微生物農薬です。
(本校の野菜栽培でも使用しています。)
蚕の研究が様々なところで活かされていることがうかがえます。
・同時に生まれた普通の蚕と生育の悪い蚕(遅れ蚕)の比較
・本校で使用しているBT剤(ラベル中央上にBT水和剤と記載されています)