田代美江子先生による道徳人権教育講演会「恋愛しなきゃだめ?」を行いました。
川総では昨年末の12/23に埼玉大学の田代美江子先生をお呼びして、「恋愛しなきゃだめ?」をタイトルとして、性教育をテーマとした講演会をしていただきました。性教育といっても人体の話や生物学的な性の話ではなく、包括的性教育といって、「性」を通した人と人とのコミュニケーションや考え方がテーマです。身近な話題だと、デートDVやLGBTQなどが挙げられます。今回は事前に全校で行ったアンケートも活用していただきながら、田代先生に「恋愛は誰もがしなくてはならないのか」という問いを切り口にして、お話をしていただきました。
先生のお話は決して考えを押し付けることなく、基本的に生徒たちへ向けて問いかけの形で進んでいきます。
「これってどういうことかな」「みなさんはどう?」「こんなとき、あなたはどうしますか」。
そして、性について学ぶこと・知ることは基本的人権のひとつなのだと、大切なことを教えてくださいました。
わかりやすく漫画で示された事例では、四六時中連絡を取りたい人とそうでもない人のカップルの話や、相手のスマホの友人の連絡先をすべて削除する恋人の話などが出てきます。最初の事例ひとつとっても、「連絡を取りたいのは当たり前」という声から、「毎日連絡する必要はない」という声まで、いろいろな声が挙がっていました。
事前のアンケートでは、「恋人とは常に連絡を取り合うのが普通」だと思うか。「束縛は愛情の一つだ」という考えについてはどう思うか。などを全校生徒に聞いてみました。結果はさまざま。事後の振り返りアンケートでは、「こんなに答えが分かれるなんて意外だった」という声も挙がっていました。まさに、ケースによって人の感じ方はさまざまですね。しかし、相手に自分の価値観を押し付けることはデートDVに繋がるということを生徒たちは学んでくれたと思います。
先生は時々、生徒たちのなかへ入っていき、直接質問してくださいます。
「こういうとき〇〇の立場だったら、あなたはどう考える?」
発言を求められた何人かの生徒たちは、「〇〇はちょっとうざい」「〇〇は自分だって同じことしてると思う」など、自分の気持ちや考えをしっかりと言葉にしてくれました。
デートDVは誰にでも起こりうること。
相手の立場に立って考え続ける大切さ、恋愛についての価値観は人の数だけあること、これらをみんなで知れたことで、川総の学校生活がより過ごしやすいものになっていくことを願っています。