講話 ・ 式辞

 入学式 式辞   〔 平成28年 4月 8日 〕

     式 辞
 木々の緑が芽吹き、花々が咲き競うこの春の佳き日に、武藤康則 PTA会長 様、天野一男 後援会副会長 様をはじめ、多数のご来賓とご臨席を賜り、川越総合高等学校 平成28年度 入学式 を挙行できますことは、本校にとりまして、この上ない喜びでございます。 ご臨席の皆様に心より御礼申し上げます。
 ただ今、入学を許可いたしました240名の新入生の皆さん 入学おめでとうございます。 皆さんにとって、今日の佳き日は、生涯の中で忘れることのできない大切な日となるでしょう。 皆さんの入学には、皆さん一人一人の努力の成果はもちろんありますが、それとともに家族の方々の励まし、先生方の御指導や周囲の方々の御支援があったとことを忘れてはなりません。 このことをしっかりと心に刻み、感謝の気持ちを胸に、高校生活を踏み出してください。 保護者の皆様、本日はお子様の御入学まことにおめでとうございます。 お喜びはひとしおのことと、心からお祝い申し上げます。
 本校は、大正9年4月に開校し、以来、時代の変化に対応しながら、平成8年4月に現在の川越総合高等学校となり、地域と共に各分野で活躍する多くの卒業生を社会に送り出してまいりました。 2020年には創立100周年を迎えることとなります。 入学された皆さんも本校の伝統を引き継ぎ、さらに発展、充実した学校生活を送っていただきたいと思います。 本校の校章は、昭和40年4月に従来の川越農業の校章を改めたもので、本校の由来をとどめる桑の葉と、未来を開拓する意志を表現する鎌をあしらったものです。 また、「真理と正義を愛し、勤労と責任を重んじる」を校訓に教育活動に取り組んでおります。
 総合学科の特色は、幅広い選択科目の中から自分で科目を選択し、一人一人が自分の興味 ・ 関心や将来の職業選択を視野に入れた学習ができるということです。 そして本校の特色として、農業科目や家庭科目を中心とした多彩な選択科目が用意され、命の大切さを学び、食の安全・安心や環境の大切さについても学ぶことができます。
 さて人間として、大きく成長するためには、どのように高校生活を過ごせばよいでしょうか。 二つお話ししたいと思います。
 一つは、教育学者 森 信三 先生の言葉を借りると 「時を守り 場を浄め 礼を正す」 ということです。
 当たり前のことですが、「時を守る」とは、時間を大切にすることです。 遅刻 欠席 早退をしない。 本校では、多くの生徒が3年間皆勤で卒業します。 昨年度の卒業生は40名が皆勤でした。 これは、他校に誇れる特筆すべきことです。
  「場を浄める」とは、「汚さない」ことを基本とし、身の回りを整理整頓し、清潔にすることです。 一生懸命掃除し、清々しい環境で、学習に取り組みましょう。
 そして、「礼を正す」とは、「時間 ・ 場所 ・ 目的」を考え、きちんとした服装・態度で生活することです。
 明るく元気に挨拶すること、先輩や先生方など、目上の人を意識した言葉遣いも大切です。
 「時を守り 場を浄め 礼を正す」とは、高校生活を送る基本的なマナーです。
 本校は普通教科と専門教科を総合的に学習できる総合学科です。 普通高校にはない、実習をとおした団結力や絆が自然に生まれてきます。 また、同じ目標に向かい、ともに汗を流し、同じ釜の飯を食う部活動の仲間も大切です。 是非、これから先の長い人生を、共に心豊かに過ごせる友達を見つけてください。
 今、皆さんは高校に入学したばかりですが、卒業したらどうするのか、これからの日々の学習活動の中で、自分をしっかり見つめ、その答えを見いだしてくれることを期待しています。 高校生活は、皆さんがこれまで歩んできた義務教育とは異なります。 一日も早く、高校の学習システムを理解し、ルールやマナーを守れる、しっかりした規範意識、そして、誇りと自信を持って、本校での充実した高校生活を送ってください。 勉強と部活動、文武両道を貫き、自らの力で高校に在学した証を築き上げてください。 大いに達成感を体感し、自己の成長につなげてほしいと願っています。 これから先、辛いことや悩むこともあるでしょう。 決して逃げないで、これから歩む山や谷を自分の力で乗り越えることのできる力を身につけてください。
 私たち教職員は、皆さんの内に秘めたすばらしい資質や能力を少しでも引き出し、伸ばし、進路実現を支援することが使命であると考えています。
 御出席いただきました保護者の皆様にお願いします。 これから3年間には、様々なことがあると思います。 入学されたお子様たちがより良い進路実現を果たすために、私たち教職員は、一丸となって指導に専念してまいります。 ここに、改めて、本校の教育方針に対しまして、保護者の皆様の特段のご理解とご協力をお願いするものです。 学校と緊密な連携を切にお願い申し上げます。
 結びに、ご臨席を賜りましたご来賓の皆様に重ねて御礼申し上げますとともに、新入生の皆さんが、今日の慶びを忘れることなく、心身ともに健やかで、充実した実り多い高校生活を過ごせますよう、心からお祈りし、式辞といたします。
平成28年 4月 8日   埼玉県立川越総合高等学校長   韮塚 光信