講話 ・ 式辞

儀式等で お話しした内容を掲載いたします。

卒業式 式辞

平成26年度埼玉県立川越総合高等学校 卒業証書授与式 式辞

 

 厳しかった冬の寒さも和らぎ、木々の芽吹きもすがすがしく、春の息吹を感じられる良き日となりました。

 234名の卒業生の皆さん、卒業おめでとう。また、保護者の皆様方にも、お子様のご卒業を心よりお祝い申し上げます。おめでとうございます。

  本日の卒業証書授与式にあたり、PTA会長池田健康様、後援会々長諸口高男様、同窓会々長大野松茂様、一般財団法人埼玉県農業高等学校育英会代表理事古寺五一様を始めとする多数のご来賓の皆様、そして保護者の皆様のご臨席を賜り、ここに埼玉県立川越総合高等学校卒業証書授与式が、盛大に挙行できますことは、卒業生、在校生はもちろんのこと、私たち教職員にとりましてもこの上ない喜びでございます。ご臨席の皆様に、厚く御礼申しあげます。

 ただ今、卒業証書を授与されました卒業生の皆さん、本日の晴れの日を迎えられたのは、皆さん自身の努力とともに、ご家族、友人、先生方、地域の方々など、多くの皆様の支えがあったことを、けして忘れないでください。この授与式が終了した後、授与された卒業証書を手に、保護者の方とお世話になった方々に、改めて「ありがとうございました」の感謝の言葉を送っていただきたいと思います。そして、保護者の皆様にも、お子様のこの三年間の成長を改めて感じていただくとともに、これから新たなステージに立ち、大きく羽ばたこうとしているお子様に、激励の言葉をかけた頂けれは幸いでございます。

 さて、卒業生の皆さんにとって、川越総合高校での3年間の生活は、どんなものだったでしょうか。振り返ってみれば、楽しかったこと、辛かったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、様々なことが思い起こされることでしょう。期待と不安で一杯だった3年前の入学式。そこで初めて出会い、「おはよう」の一言だったかもしれない、ほんの短い言葉を交わした切っ掛けで、生涯の友が出来た人。厳しい指導で嫌いだった先生の何気ない一言で、自分の進路に夢がふくらみ、果敢に挑戦して夢の第一歩を踏み出した人。不登校気味で引っ込み思案だった性格が、多くの人々とのふれ合いの中で、人前でも堂々と自分の意見が言えるようになった人。3年間の高校生活は、あっという間に過ぎ去りました。同じ時を過ごした友人、先輩、後輩、先生、地域の方々との出会い。授業はもちろん文化祭や修学旅行などの学校行事。そして、部活動などの様々な体験が、皆さんを大きく成長させてくれました。自分の努力と周りの支えで立派に成長しました。

 今日ここに卒業式を迎えられた皆さんは、過ぎた日の想い出を胸に、明日からはそれぞれの進路先での、新しい生活を始めなくてはなりません。新しい環境で、新たな出会いと体験を重ねながら、さらに成長していただけることを私たちは期待しています。 

  そこで、先日の三送会のメッセージにも書きましたが、卒業生への餞の言葉として次の言葉を送ります。「人を信じなさい。しかし、その百倍自分を信じなさい」繰り返します「人を信じなさい。しかし、その百倍自分を信じなさい」という言葉です。私や保護者の方がまだ子どもだったころに、「鉄腕アトム」というロボット漫画を始めとして、「ジャングル大帝」や「ブラックジャック」など数多くのストーリー漫画を描いていた、手塚治虫さんという漫画家さんの言葉です。

 手塚治虫さんは、日本のアニメ文化の礎を気づいた方の一人です。漫画がまったく評価されない時も長くあり、医学部を卒業したのでお医者さんという生き方もできたにもかかわらず、漫画家として生き抜いた方です。そんな苦労の時代も、信じていた多くの人々に助けられたことによって、生涯を漫画家として過ごすことができたということでした。人を信じて、裏切ることなく、誠実に暮らすことが長い人生の中では大切だということです。しかし、人を信じるためには、自分はその人を信じていいんだ、そして、自分は目の前の苦悩を必ず乗り越えることができるんだといういうように、自分自身を強く信じることができなければ、途中で、この人を信じて良いんだろうか、こんなことをしていて良いんだろうかと揺れ動き、その結果何も信じられなくなり、何も結果が残せないことも多いということです。皆さんの、それぞれの可能性と能力を信じましょう。そして、人を信じ、お互いの信頼関係の中で素晴らしい社会を形成していただきたいと思います。 

  これからの社会は皆さんが築いていくのです。一人一人の思いや行動は小さなものです。しかし、その小さなものが少しずつ積み重なり、それぞれが関わり合っていくことで大きなうねりになり、必ず社会を変えていく力になるのです。本校の復興支援ボランティアのスローガンにある「微力ではあるけれど無力ではない」の精神こそ大切なものなのです。様々なことにチャレンジし、その過程を大切にしていくことによって、皆さんの人生も充実した満足のいくものになるものと、私は確信しています。本校での3年間で立派に成長できた皆さんですから、川越総合高校の卒業生としての自信と誇りを胸に、日々努力することで、必ずや洋々たる人生が開けていくものと信じています。

  結びに、ご列席の皆様方に改めて御祝いと御礼を申し上げますとともに、川越総合高校の良き理解者として、今後ともお力添えを頂けれは幸いでございます。そして、卒業生の皆さんが、今後益々活躍されますことを心よりご祈念しまして、式辞と致します。

  平成27年3月14日

                   埼玉県立川越総合高等学校長    柿沼 重信

 入学式 式辞   〔 平成26年 4月 8日 〕

     式 辞
 春爛漫の穏やかなよき日となりました。 満開の桜と木々のすがすがしい若葉、そして多くの人達が皆さんの入学を喜び迎えています。
 246名の入学生の皆さん、ご入学おめでとうございます。 また保護者の皆様にも心より御祝いを申し上げます。
  この良き日に、PTA会長様 後援会長様をはじめ、多数のご来賓の皆様方、並びに保護者の皆様の御臨席を賜り、ここに 埼玉県立川越総合高等学校 平成26年度入学式 を挙行できますことは、本校にとりまして、この上ない喜びでございます。 ご臨席の皆様に心より御礼を申し上げます。
  さて、本校は 大正9年4月、県立蚕業学校 として創立され、県立農蚕学校県立川越農蚕学校 と校名を変えながらも、当時の輸出産業の花形であった、生糸を生産する養蚕技術の振興発展のために、大きな期待を受けて、重要な役割を担うとともにその責任をはたしてまいりました。 その後の学制改正により、昭和23年には 県立川越農業高等学校 として広く農業教育を推進し、農業とその関連産業の育成と振興に大きく貢献してきました。 そして平成8年には、時代の進展に対応した総合学科を設置し、校名を現在の 県立川越総合高等学校 とし、「農業科目を主体とした総合学科」 としての新たな道を歩みだし、今年で19年目、創立からは95年目となりました。 卒業生も、1万8千有余人となり、まさに、校訓に示されている「真理と正義を愛し、勤労と責任を重んじる」ことを実践する、社会に有為な人材を多方面に多数輩出してまいりました。
 本日ここに入学された皆さんには、この農業高校としての歴史と伝統を引き継ぐとともに、総合高校としての進取の精神を併せ持った本校での 「学び」 が今日から始まるのです。 その「学び」は、それぞれが自分の興味・関心や、将来の生き方を視野に入れた上で、幅広い選択科目の中から自分で科目を選択し、一人ひとりが違った時間割をもって主体的にやっていくという、総合学科の特色を活かした中で進められていきます。 そして その「学び」によって本校の教育目標にある 「生き物を通して心豊かな人間になる。」 「自ら学ぶ意欲と主体的に判断できる能力を身に着ける。」 「自分の個性を最大限に伸ばし、心身ともに健全で有益な社会人になる。」 ということが、これからの3年間の高校生活の中で強く求められています。
 学校は、人間の可能性を無限に広げる為の、知恵と知識と心と体力とを、自らの努力によって「学び」取る場所です。 学ぼうとする意志がなければ、3カ年という高校生活を無駄に過ごすことになるのです。
 山本有三 は「路傍の石」 の中で 「たった一人しかいない自分を、たった一度しかない一生を、ほんとうに生かさなかったら、自分は生まれてきた甲斐が無いじゃないか」 と言っています。 自分を生かすと言うことは、自分の才能を発見し、それを伸ばし、人のため世のために尽くすことだと思います。 そのために、学ぶことが必要なのです。
  私は、高校時代ほど、人の一生という大きな流れの方向を決定づける大切な時期はないと考えています。 樹木の成長にたとえれば、それはまさに「芽吹く」時だと思います。 樹木の芽が勢いよく成長する 「芽吹く」 段階は、東の方に伸びようか、西の方に成長しようかと思い悩んでいるように見えます。 そして、一度 「芽吹く」 方向が決まると、そのまま勢いよく成長していきます。
  私は、新入生の皆さん一人ひとりが、本校の総合学科という特色の中で、それぞれの方向への立派な 「芽吹き」 を実現し、皆さんがこの世に生を受けたことにより、世の中が、そして世界が少し良くなったなと思えるような生き方をして欲しいと願っています。
 結びに、保護者の皆様におかれましても、これからの3年間の高校生活について、ぜひお子さんと語り合っていただきたいと思います。 そして、本校の教育方針や指導について、ご理解とご協力を賜り、新入生の皆さんの高校生活が、より楽しく、充実したものとなりますよう、私たち教職員とともに支えて頂くことをお願い申し上げまして、式辞といたします。
平成26年 4月 8日   埼玉県立川越総合高等学校長   柿沼 重信 

会議・研修  第3学期 終業式 あいさつ   〔 平成26年 3月 24日 〕

 皆さんおはようございます。
 先日、3年次生を送り出したばかりですが、早いものでもう終業式を迎えました。 土曜日には、東日本大震災復興チャリティーとして、ドキュメンタリー映画 「うたごころ」 の上映会が川越市市民会館で行われました。 当日の運営では、本校の生徒会を中心にボランティア活動を行ってくれました。 活動に参加した生徒のみなさん、お疲れ様でした。
 一年は早いもので、今日で一年間の教育活動が終わります。 皆さんにとっては、どんな一年でしたか。 目標を達成できたこと、失敗したこと、楽しかったこと、辛かったことなどをそれぞれ、この機会にじっくりと振り返り、次にどうするかを考えることが大切です。
 1年次生は、この一年ですっかり高校生らしくなりました。 皆勤の生徒が約80名おり、規律ある学校生活を送った生徒が多いと思います。これからはキャリアプランをベースに、それを具体化したり実行していってほしいと思います。
 2年次生は、文化祭をはじめ校内行事のすべての面で中核としての役割を努めてくれました。 残念ながら、中だるみをしてしまった生徒もいましたが、その人達は軌道修正をしてほしいと思います。 これからは、自分の進路実現に向けて、悔いのない生活を送って下さい。
 さて、皆さんは京都の大徳寺というお寺を知っていますか。 大仙院の石庭としても有名ですが、修学旅行等で行った人もいると思います。 この大仙院の玄関前には、「今こそ出発点」 として次のような言葉が掲示されています。
     人生とは毎日が訓練である
     わたくし自身の訓練の場である
     失敗もできる訓練の場である
     生きているを喜ぶ訓練の場である
     今この幸せを喜ぶこともなく いつどこで幸せになれるか この喜びをもとに全力で進めよう
     わたくし自身の将来は 今この瞬間ここにある 今ここで頑張らずにいつ頑張る
この言葉は、大徳寺大仙院住職の尾関宗園氏が話しをして、自分自身に課していることだそうです。
 学校も人生の訓練の有効な場です。 勉強を自分から進んで行うこと、仲間との人間関係を豊かにすること、体を鍛え心を健康に保つことなど、いずれも自分の将来の礎となるものです。 私たちは 「学び」 をとおして向上しようとする意欲を失ってはならないのです。 この意欲をなくせば、現代社会において自分が進むべき方向を見失ってしまいます。
 時間は皆さんを待ってはくれません。 何となくこの春休みを過ごすのではなく、一人ひとりがしっかりと一年間を反省し、自分なりの評価を出してみてください。 特に、今年度、悔いを残した人は、自分の考えに甘さはありませんでしたか。 是非、自分を厳しく見つめ直してください。
 明日からいよいよ春休みとなります。 何といってもまず、健康に留意して過ごしてくだい。 そして、新しい年度を迎えるための心の準備も忘れないでください。 全員揃って素晴らしい新学期のスタートが切れることを期待しています。

学校  卒業証書授与式 式辞   〔 平成26年 3月 15日 〕

     式 辞
  校庭の木々の芽吹きにも春の訪れが感じられる今日、この佳き日に PTA会長 田中あきえ様、同窓会会長 大野松茂様、育英会会長 古寺五一様、後援会会長 諸口高男様 をはじめとする御来賓の皆様並びに多数の保護者の皆様方の御臨席を賜り、ここに 平成25年度 埼玉県立川越総合高等学校卒業証書授与式を盛大に挙行できますことは、本校にとりましてこの上もない喜びでございます。 御臨席を賜りました皆様方に厚く御礼を申し上げます。
 ただ今、卒業証書を授与された231名の皆さん、御卒業おめでとうございます。 この日を迎えられたことは、皆さんの3年間の努力の結果であるとともに、御家族の限りない愛情と心の支えがあったればこそであります。 卒業という一つの節目にあたり、御家族に対する感謝の気持ちを言葉や行動で表していただきたいと思います。
 皆さんは平成23年4月に90有余年の歴史と伝統を誇る本校に喜びと希望を胸に入学しました。 以来3年間、多くの先生や友人と共に学び、知性や知識・技能を大きく伸ばしてきました。 また、それらを部活動や学校行事などにおいて応用する中で、思考力や判断力、表現力を身に付け、数多くの成果を収めました。 学校生活の様々な場面を通じて、心身を鍛えるとともに、一生の財産となる仲間との友情を育んできました。 今年度の体育祭においては、新たに応援合戦が加わって大いに盛り上がり、皆さんの頑張りは多数の観客に大きな感動を与えてくれました。 常に全力を尽くして優れた成果をあげて、長い本校の歴史に輝かしい一頁を加えてくれたことに心から敬意を表します。
 保護者の皆様、お子様の御卒業誠におめでとうございます。 3年間、何かと御苦労が多かったことと思います。 このように立派に成長され、晴れての御卒業であります。 感慨ひとしおのことと思います。 心から御祝い申し上げます。
 さて、卒業生の皆さんは、これから皆さんが大人となって加わっていく社会について、どのようなイメージを持っていますか。 今日の災害や環境、エネルギーの問題、長引く景気の低迷や我が国の産業の国際競争力の低下など、国内外に問題や課題が山積しており、将来に明るい希望や展望を見いだせないでいる人も少なくないと思います。 しかし、未来は決まっているものでもなければ、与えられているものでもありません。 自ら作り出していくものです。このような時代だからこそ、知恵と努力を結集して、未来を変革して行かなければなりません。 皆さんは、まだ自分が社会に対してどれだけの影響力を持てるのか実感できないと思いますが、間違いなく我が国の将来を背負うとともに、その責任を負っています。 私たち教職員は、皆さんがそれぞれの果たすべき社会的な役割を見出し、その使命に誇りを持って取り組んでいく人物に成長することを目指して、これまで支援してきました。
 皆さんは、これからそれぞれ別々の人生を歩みだします。 進学して上級学校でさらに知識 ・ 技術を身につける者、社会人となって即戦力として社会の役に立つ者など、様々です。 本校の卒業生として、どのような立場に置かれても、自分がなくてはならない存在になってください。
 皆さんの可能性と晴れの門出にあたり、私の思うところを申し述べて餞の言葉といたします。
 1つ目は、何か一つはだれにも負けないものを身につけるということです。 成功の秘訣は、成功するまでコツコツとやり続けることだと言われます。 継続するには忍耐や我慢が不可欠です。 また、だれにもできないことは、やろうと思ってもなかなかできるものではありません。 だれでもできることはたくさんあります。しかし、だれにでもできることを地道に続けられる人は少ないものです。 だれにでもできることをひたすら徹底することで、それが 誰にでもできないものになります。 仕事の上でも、日常生活の中でも、自分に何か一つはだれよりも長くできることをやり続けてください。
 2つ目は、自分の責任をしっかり果たすということです。 近年の大きな事故の原因を見ると、自分に与えられた仕事をその目的どおりに行わないことで、最終的にたいへん悲惨な結果に結びついていることが多いと思います。 自分以外には代役はいないという決意で何事にも取り組んでほしいと思います。 職場や実社会できちんと責任を果たすことが、自分の存在意義を高めます。 責任を果たすことが、最終的に社会の役に立つということであります。
 3つ目は、一度しかない人生を有意義なすばらしいものにしてほしいということです。 このことは保護者の願いであり、私たちの願いでもあります。 光陰矢の如しと言われますが、時は待ってはくれません。 今できる精一杯のことをやるようにしてください。 決して無為に過ごすことなく努力することを心がけてください。 そうすれば、頑張る皆さんを周りも応援してくれるようになります。 さらにその期待に応えて頑張ることができます。 一度しかない人生です。 自分の役割と使命を全うし、すばらしい人生を歩んでください。
 次に在校生の皆さんに一言申し上げます。 今日から川越総合高校を背負っていくのは、在校生の皆さんと私たち教職員です。 どうか皆さんは、先輩である卒業生が残してくれた良き伝統を受け継ぐとともに、さらに向上させ、本校が地域の人々から信頼される理想の学舎となるように努力することを期待しています。 そのことが本校の良き校風となり、伝統となっていくと思います。
 最後になりましたが、改めて保護者の皆様にお礼申し上げます。 皆様方には、3年間にわたり本校の教育活動推進のために、温かい御支援と多大なる御協力を賜りましたことに、職員一同深く感謝申し上げます。 また、御多用の中、御臨席を賜りました御来賓の方々におかれましては、これまでお寄せいただきました本校への御支援、御協力に心より感謝申し上げます。  
 終わりに、231名の卒業生の皆さん一人ひとりが、それぞれの世界に向けて力強く旅立ち、その洋々たる前途を祝して、式辞といたします。
平成26年 3月 15日   埼玉県立川越総合高等学校長   竹本 政弘 

会議・研修  第3学期 始業式 あいさつ   〔 平成26年 1月 8日 〕

 皆さん、新年明けましておめでとうございます。
 
 厳しい寒さが続いていますが、充実した冬休みを過ごすことができましたか。 冬休み中のことですが、12月27日に 里山讃歌音楽祭 が川越市市民会館ホールで開催されました。 このイベントは、昨年度から本校と 尚美学園大学 との高大連携が始まり、その事業の一環として開催されたものです。 冬休み前に全員に資料を配布しましたので、読んだ生徒は高大連携の内容を理解してくれたことと思います。 そこでは、吹奏楽部と音楽の科目履修生の生徒が、大学生と共にベートーヴェンの交響曲第9番を暗譜して合唱しました。 本校の生徒は、ドイツ語の発音から練習して本番に備えました。 会場の皆さんからは、川総生に対するお褒めの言葉をたくさんいただきました。 大変すばらしい感動した音楽祭でした。
 
 さて、皆さんは新しい年をどんな気持ちや決意で迎えたでしょうか。 今日は3学期の始業式です。 あと3ヶ月で今年度が修了します。 本当に早いですね。
 
 皆さんにとって、3学期は1年間の学校生活の総まとめでもあり、卒業・進級にかかわる極めて大事な学期であります。 特に、3年次の生徒の皆さんには、高校生活最後の学期となります。 それだけに思い出に残る、そして有終の美を飾る学期として位置づけて欲しいと思います。 現時点で就職内定に至っていない人もいますが、最後まであきらめずに頑張って下さい。 また、進学の一般受験はこれからが追い込みとなりますが、体調管理に留意して合格を勝ち取って下さい。 いよいよ4月からは、学生や社会人としての新しい生活が待っています。 そのための心構えも真剣に考える必要があります。
 
 1・2年次の生徒の皆さんは、上級年次への進級のための最後の締めくくりをしなければなりません。 特に、1・2学期に欠点教科があった人は不退転の決意で望まなければならない学期となります。 成績不良者として指導を受けた生徒は、学習不足や欠席時数等で引っかかることのないように、これまでの生活を改めて取り組んで下さい。
 
 先日、NHKで義肢装具士を取り上げた番組を見ました。 長年一つの仕事に打ち込み、すばらしい技術を修得した人の話を聞くと心から感動させられるものですが、深く一つのことを探求することによって、すべてのことに相通じていくのかもしれません。 一芸に秀でればすべてに通じるということでしょう。 とにかく努力に努力を重ねることです。 それにはまず、一日一日を真剣に過ごして下さい。
 
 毎日これを繰り返し実行すれば、自然と明日が見えてきて、1年間、3年間と続くことになります。 何の目的も持たずにその日その日を怠惰に過ごした人と、毎日真剣に取り組んで過ごした人とでは、一年間で相当の差がつくはずです。
 
 今という時は永久に戻りません。 貴重な時間が過ぎているのです。 目標を決めて積極的に行動して下さい。 一にも努力二にも努力ということです。
 
 生徒の皆さんには、簡単に自分に見切りをつけてほしくないと思います。 私たちは、自分が持っているかもしれない潜在能力に気づこうともしないで、簡単にあきらめてしまうことがあります。 私から皆さんにお願いしたいことは、1. 志を高く持って学びを継続してほしい2. 自分の中にあるかもしれない可能性を信じてチャレンジし続けてほしい3. たった一度しかない人生を主役として演じきってほしい、ということです。
 
 古来、「一年の計は元旦にあり」と言われています。 この一年、皆さんが何かに真剣に取り組めることを期待しています。
 
 まだまだ寒さが厳しいですが、体調管理に留意して短い3学期を有意義に過ごして下さい。 以上で、3学期始業式に当たっての話を終わります。