農場について紹介します。
水管理②
中干し後は、再び水を入れます

この時期から生殖成長期に入ります。
この時期は穂の発育(幼穂発育期)のために、水を入れて深水状態にして、
水がなくなったら再び入れる水管理を行います。この方法を、間断かんがいと
いいます
本校も行っていますといいたいのですが
今年は例年以上の猛暑日が続き、
間断かんがいを行うと水温が一定にならずその結果、米の品質が下がってし
まう恐れがあるので、協議した結果、かけ流しかん水を行うことにしました。
水田があふれないように水を出す量を常に一定にし、余分な水をかけ流す
方法です
何故、水温を一定にしておかなくてはならないのかですが、水田の水は地温を
一定にする役割をしています。ちなみに冷夏のときは地温を上げるために水を
溜めて地温を上げます
今年の猛暑の場合、地温が高くなるので水温は低く一定にして地温の上昇を
抑えないと良質な米になりません
よって、かけ流しを行います。
基本的な栽培マニュアルは必要ですが、栽培には植物と会話するつもりで観察し、
その場に対する臨機応変さも必要です
もっと詳しいことが知りたくなった中学生の君
本校に入学して共に学びましょう。

暑さに負けず元気に育ってね
この時期から生殖成長期に入ります。
この時期は穂の発育(幼穂発育期)のために、水を入れて深水状態にして、
水がなくなったら再び入れる水管理を行います。この方法を、間断かんがいと
いいます
本校も行っていますといいたいのですが
間断かんがいを行うと水温が一定にならずその結果、米の品質が下がってし
まう恐れがあるので、協議した結果、かけ流しかん水を行うことにしました。
水田があふれないように水を出す量を常に一定にし、余分な水をかけ流す
方法です
何故、水温を一定にしておかなくてはならないのかですが、水田の水は地温を
一定にする役割をしています。ちなみに冷夏のときは地温を上げるために水を
溜めて地温を上げます
今年の猛暑の場合、地温が高くなるので水温は低く一定にして地温の上昇を
抑えないと良質な米になりません
基本的な栽培マニュアルは必要ですが、栽培には植物と会話するつもりで観察し、
その場に対する臨機応変さも必要です
もっと詳しいことが知りたくなった中学生の君
暑さに負けず元気に育ってね

水管理①
水田は常に水を溜めておくイメージがありますが、時期によって入れる量が
異なります
田植え直後は活着を促進するために5㎝程度の深水で管理します。
活着後は、分げつ(前回の日記を参照)を促進するために2~4㎝程度の
浅水で管理します。このとき、田面から土が見えるとそこから雑草が生えて
くるので要注意です
分げつ数がある程度確保できたら、なんと一気に水を抜いてしまいます。
この作業を中干しといいます
水田は常に水を溜めた状態にしておくとやがて、根の周りの用土が酸素不足と
化学反応などで有害物質(ガス)が発生します。このガスを抜かないと根が健全
に成長することができなくなり、倒れやすいイネになって後の収量に大きく影響
が出てきます
これを防ぐために水田の水を抜いてガスを放出させます

ガスが抜けたか分かるように、田面がひび割れる状態になるまで行います。
ちなみに中干し時期は裸足にならなくても普通に水田に入れます

中干し中です
ひび割れるまで行います

このとおり靴で水田に入れます
異なります
田植え直後は活着を促進するために5㎝程度の深水で管理します。
活着後は、分げつ(前回の日記を参照)を促進するために2~4㎝程度の
浅水で管理します。このとき、田面から土が見えるとそこから雑草が生えて
くるので要注意です
分げつ数がある程度確保できたら、なんと一気に水を抜いてしまいます。
この作業を中干しといいます
水田は常に水を溜めた状態にしておくとやがて、根の周りの用土が酸素不足と
化学反応などで有害物質(ガス)が発生します。このガスを抜かないと根が健全
に成長することができなくなり、倒れやすいイネになって後の収量に大きく影響
が出てきます
これを防ぐために水田の水を抜いてガスを放出させます
ガスが抜けたか分かるように、田面がひび割れる状態になるまで行います。
ちなみに中干し時期は裸足にならなくても普通に水田に入れます
中干し中です
このとおり靴で水田に入れます
梅雨が明けて!!
梅雨が明けて本格的な夏に突入しました
今回は現在の生育状況をUPします。
順調に成長しています
イネはこの時期の管理が収穫に大きく関わってきます。
まだまだ気は抜けません。
しかも、今年の夏は猛暑が予測されています。
「作物」選択生の皆さん、熱中症にならないように体調管理は万全
にして管理していきましょう

イネは熱帯性の植物なので暑さには強いのですが、適確な管理を
行わないと良質な米が収穫できません。
この時期、しっかりと行わなくてはならない作業が2つあります。
その1は水管理です。畑と違って水田は常に水を張っているから水管
理が楽なのではと考える方もいますが、そうではないです。
その2は施肥(肥料をあたえること)管理です。タイミングを間違えると
予想外の成長をしてしまい、収穫量が下がっていまいます。
これらの作業について重要性を踏まえて次回から説明していきます。

水面が見えなくなりました
この程度の風には負けないぞ

イネ科植物は枝分かれすることを分げつといいます
覚えておきましょう
今回は現在の生育状況をUPします。
順調に成長しています
イネはこの時期の管理が収穫に大きく関わってきます。
まだまだ気は抜けません。
しかも、今年の夏は猛暑が予測されています。
「作物」選択生の皆さん、熱中症にならないように体調管理は万全
にして管理していきましょう
イネは熱帯性の植物なので暑さには強いのですが、適確な管理を
行わないと良質な米が収穫できません。
この時期、しっかりと行わなくてはならない作業が2つあります。
その1は水管理です。畑と違って水田は常に水を張っているから水管
理が楽なのではと考える方もいますが、そうではないです。
その2は施肥(肥料をあたえること)管理です。タイミングを間違えると
予想外の成長をしてしまい、収穫量が下がっていまいます。
これらの作業について重要性を踏まえて次回から説明していきます。
水面が見えなくなりました
イネ科植物は枝分かれすることを分げつといいます
覚えておきましょう
イネにとって、やっかいな植物
順調に育っているイネですが、やっかいな植物も育ってきました
それは藻類です
藻類は、稲作にとって甚大な被害とまではいかないものの画像の
ように苗が小さいとイネにまとわりついて水没させしまうことがあり
ます。ちなみに全ての水田に発生するわけではありません。例年
同じ水田に発生すること多いので、こちらも予測して早期発見、防除
に努めています。
「作物」の授業で選択生が藻類専用の除草剤を水田内に散布しま
した。

健全な生育環境
藻類発生状態
水没寸前です

散布前の説明 真剣です
藻全体にいきわたるように散布しました
それは藻類です
藻類は、稲作にとって甚大な被害とまではいかないものの画像の
ように苗が小さいとイネにまとわりついて水没させしまうことがあり
ます。ちなみに全ての水田に発生するわけではありません。例年
同じ水田に発生すること多いので、こちらも予測して早期発見、防除
に努めています。
「作物」の授業で選択生が藻類専用の除草剤を水田内に散布しま
した。
健全な生育環境

散布前の説明 真剣です

「作物」で育てている品種は!!
本校の1年次生が田植えをした記事に品種「彩のかがやき」を育てますと
掲載され、3年次「作物」の品種も同じ?それとも違う品種?と言う質問が
きました。報告が遅れてしまって申し訳ございませんでした。
3年次「作物」ではうるち米「コシヒカリ」もち米「峰の雪もち」を育てています。
一般的に「コシヒカリ」は美味しいお米として有名な品種ですがその分、
手間が他の品種よりかかります
それは何故かは後日にして今回は品種発表ということでよろしくいお願いします
掲載され、3年次「作物」の品種も同じ?それとも違う品種?と言う質問が
きました。報告が遅れてしまって申し訳ございませんでした。
3年次「作物」ではうるち米「コシヒカリ」もち米「峰の雪もち」を育てています。
一般的に「コシヒカリ」は美味しいお米として有名な品種ですがその分、
手間が他の品種よりかかります
それは何故かは後日にして今回は品種発表ということでよろしくいお願いします
田植え後の風景①
イネは田植え直後、苗も元気そうに見えますが、翌日になると元気が無い状態
になります
優しい人だとこのまま枯れてしまうのでは無いかと思ってしまうくらいな状態に
なります。「作物」選択生も心配していました
ただイネ側からみれば、いくら元気に育ったとしても田植え機で根をちぎられて
強制的に植え付けられているのだから、すぐその場で元気に育つはずがありま
せんよね
この状態を植え傷み状態といいます。この時期は水の量を苗が水没しない程
度に深水で管理します。根付けばグンナリしていた苗もピンと真っ直ぐになり元
気な状態になります

この根付く時期を活着期と言います。活着とは根が水田の環境に馴染み新しい
根を出してイネがこの場所で生きていけると判断した状態です
活着した苗を引っ張るとその場所から抜けにくくなります
この状態になったら
水の量を減らして浅水にします。
それは何故か?続きは次回の風景で

手前の苗が植え痛み状態です。慣れない人が実際に見るとかなり心配する状態です

活着すると苗が真っ直ぐに伸びていきます。この状態になれば一安心です
になります
優しい人だとこのまま枯れてしまうのでは無いかと思ってしまうくらいな状態に
なります。「作物」選択生も心配していました
ただイネ側からみれば、いくら元気に育ったとしても田植え機で根をちぎられて
強制的に植え付けられているのだから、すぐその場で元気に育つはずがありま
せんよね
この状態を植え傷み状態といいます。この時期は水の量を苗が水没しない程
度に深水で管理します。根付けばグンナリしていた苗もピンと真っ直ぐになり元
気な状態になります
この根付く時期を活着期と言います。活着とは根が水田の環境に馴染み新しい
根を出してイネがこの場所で生きていけると判断した状態です
活着した苗を引っ張るとその場所から抜けにくくなります
水の量を減らして浅水にします。
それは何故か?続きは次回の風景で
手前の苗が植え痛み状態です。慣れない人が実際に見るとかなり心配する状態です
活着すると苗が真っ直ぐに伸びていきます。この状態になれば一安心です

田植えです!!
苗も順調に育ち、本田準備も完了したので田植えを行いました
1年次では基礎を学ぶために手植えで行いますが、3年次は稲作技術を
学ぶために田植え機で苗を植えます
本校の田植え機は6条植えといいい、片道6列植えることができます。
よって1往復12列植え付けることができます
植え付ける苗箱の移動準備が済んでいれば本校の水田1か所(約2a)を
約60分で植え付けることができます。
田植え機操作で一番重要なのは、いかにしてまっすぐに列をそろえて植え
付けるかです
植え付けマーカーを引きながら田植えしていきますが、注意力散漫だと
マーカーが曲がってひかれてしまい苗を曲線で植え付けてしまいます
それ以外の操作方法自体はそれほど難しくはありません。
3年次「作物」選択生も実際に田植え機に乗って運転し田植えをしました
田植機に乗るのは人生初の選択生が多く、まっすぐに植えるのに悪戦苦闘
していましたが、予定通りに終了しました
選択生達も田植え後の苗を見て、元気に育ってね!と水田に向かって囁いて
いました。
本校は実際に作物に対しての愛情を感じながら豊かな人間性が学べる学校です。
これを閲覧している中学生の君、まずは学校説明会に来てみてはどうですか

田植機の操作法の説明中
真剣に聞いています
目をそらさず、まっすぐ前を向いて進みます

田植機の左右についているオレンジの輪がマーカーです
反転したらこの線に合わせて植え付けます
ちなみに真っ直ぐ植え付けています
次回は田植え後の様子、稲作に使用している農業機械を紹介していきます
1年次では基礎を学ぶために手植えで行いますが、3年次は稲作技術を
学ぶために田植え機で苗を植えます
本校の田植え機は6条植えといいい、片道6列植えることができます。
よって1往復12列植え付けることができます
植え付ける苗箱の移動準備が済んでいれば本校の水田1か所(約2a)を
約60分で植え付けることができます。
田植え機操作で一番重要なのは、いかにしてまっすぐに列をそろえて植え
付けるかです
植え付けマーカーを引きながら田植えしていきますが、注意力散漫だと
マーカーが曲がってひかれてしまい苗を曲線で植え付けてしまいます
それ以外の操作方法自体はそれほど難しくはありません。
3年次「作物」選択生も実際に田植え機に乗って運転し田植えをしました
田植機に乗るのは人生初の選択生が多く、まっすぐに植えるのに悪戦苦闘
していましたが、予定通りに終了しました
選択生達も田植え後の苗を見て、元気に育ってね!と水田に向かって囁いて
いました。
本校は実際に作物に対しての愛情を感じながら豊かな人間性が学べる学校です。
これを閲覧している中学生の君、まずは学校説明会に来てみてはどうですか
田植機の操作法の説明中
田植機の左右についているオレンジの輪がマーカーです

反転したらこの線に合わせて植え付けます
ちなみに真っ直ぐ植え付けています
次回は田植え後の様子、稲作に使用している農業機械を紹介していきます
水田準備!!
稲作は育苗と並行して水田の準備も行います
この時期は農繁期と
言って稲作だけでなくどこの部門も大忙しです
今年度は育苗を中心に掲載してたので水田の準備は来年度、詳しく
説明します。
今回は代掻き(田植え前に水田に水を入れて土を平にし、水を貯め
ておく状態にしておく作業)後の、のどかな光景を掲載します

代掻き後
小さな湖状態です
右斜め奥に何かいます
拡大すると

カモがくつろいでいました
言って稲作だけでなくどこの部門も大忙しです
今年度は育苗を中心に掲載してたので水田の準備は来年度、詳しく
説明します。
今回は代掻き(田植え前に水田に水を入れて土を平にし、水を貯め
ておく状態にしておく作業)後の、のどかな光景を掲載します
代掻き後
カモがくつろいでいました

元気に成長しています。
緑化後、育苗は順調に進み現在、このような状態です
さぁ、いよいよ、田植えです

元気に育ちました
側面からの様子です
さぁ、いよいよ、田植えです
元気に育ちました

緑化は一瞬!!
前回説明した、緑化ですが、芽が緑色に変わることによってイネがある
活動を開始します
さて、それは何という活動でしょうか?答えは一番下に掲載します。
緑化はイネが生命活動を行うにあたって非常に重要な内容の1つです。
枯れることはないですが、芽が傷んだら良い苗ができるはすがないです
よね

ちなみに緑化は、あっという間に白い芽が緑に変わってしまいます
今回は前後の画像をご覧ください

緑化前、白かった芽が
翌日にはこの状態になります

次回の成長結果をお楽しみに
答えは 光合成 です
活動を開始します
さて、それは何という活動でしょうか?答えは一番下に掲載します。
緑化はイネが生命活動を行うにあたって非常に重要な内容の1つです。
枯れることはないですが、芽が傷んだら良い苗ができるはすがないです
よね
ちなみに緑化は、あっという間に白い芽が緑に変わってしまいます
今回は前後の画像をご覧ください
緑化前、白かった芽が

次回の成長結果をお楽しみに

答えは 光合成 です