農場について紹介します。
今年も始まりました!!
報告が遅くなりましたが今年も田植えが無事終了し、イネは元気に育っています
今回は生徒の感想を載せます。3年次作物選択生に話していますが、西部地区
で実際に田植え機を使って田植えが学べるのは本校だけです興味がある中学
生は川総で学んでみませんか
生徒の感想
初めて田植機で田植えを体験させていただいたのですが、手でやるより簡単で、
一気に苗が植えられるので画期的だと思いました。まっすぐに進まないと植える場
所が曲がってしまうので線にそって進むことが大変でした。スピードが速くても遅く
ても等間隔に苗が植わっていくので田植機ってすごいなと思いました。ギリギリまで
進み、次の列にターンして行くのが難しかったです。また機会があったら是非やり
たいと思いました。
3年 A・K
では早速、植えますよ 焦らず真っすぐ前を見てね
作物の授業で初めて田植え機に乗り田植えを体験しました。1年次の田植えで
は先生に苗を用意してもらい手で植えました。しかし今回は水稲用播種機を使い
自分たちで種まきから田植えまで経験することができました。
先生が田植機で苗を植えているのを見て簡単そうに思ったけど実際にやって
みると中々思った通りに出来ませんでした。難しかったけどとても楽しかったです。
3年 M・H
田植え機は片道6列植えることができます 往復12列できるので1反40分で終了しました
1反の面積は各自で、調べてみましょう
代かき②
今回も引き続き、代かき(しろかき)についてです
前回は代かきの必要性等について説明しましたが今回は本校で使用
している代かき用の作業機について説明します
代かきは専用のドライブハローという作業機を使用します
見た目は普段畑を耕す作業機(ロータリーといいます)と同じですが、
ロータリーは土を耕し、土の表面をならすので爪が長いのですが、ハロー
は水田の表面を掻く(かく)のが目的なので爪の長さが短いのが特徴です。
※掻くとは水田表面の土を砕くこと
今回は余っている爪がないので画像を掲載できませんが機会があったら
HPにUPしたいと考えています。これを読んでいる中学生の君!もし興味を
もったら川総に入学して農業機械の奥深さを学んでみませんか
ちなみに本校には代かきの面積を広くできるウィングハローという水田へ
の移動までは左右はみ出る部分を格納して水田で羽を開くように開いて、
代かきを行う作業機を使用しています。今回はウィングハローの画像を掲載
します
ウィングハローです。
格納状態です。上にある爪が回転し土を砕いていきます
尚、開閉スイッチを押すと
左右に自動開閉して
トランスフォーム完了です
この状態で前回のように代かきをおこないます
代かき①
しばらくご無沙汰していました。改めて今年度もよろしくお願いします
今年度もイネは播種作業まで順調に進み苗も元気に育っています
今回は今まで説明していなかった川越総合高校バージョンの代かき
(しろかき)について説明します。
代かきとは正式には代掻きといい田に水を入れた状態で、土の塊を
細かく砕く作業のことをいいます。また表面の土を柔らかくし、田面を
均平にし、水田の漏水を抑える効果もあります
代かきの代とは田の単位の名残から使われているなど諸説あります
本校では水を入れた後、漏水等を防ぐために荒代かきを行い、その後
雑草や浮きわらをすきこみ田面を平らにするための本しろかきを行います。
代かきは普段、畑を耕すローターリーと違って専用の作業機を使用し
ます。
作業機の詳細は代かき②で、お話しします。
本代かきの様子です
爪が回転することで土が柔らかくなり表面が平らになります
結果は?
報告が遅れましたが、10月21日に、お米の米穀検査に行ってきました
検査を行った、お米は正式に品種名を載せて販売ができます
検査は水分の量、お米の品質などをチェックして、1等、2等、3等、等外に
分けられます
今年1年間の成果が問われます。
さて、今年の川越総合高校産コシヒカリの検査の結果は、
全て1等米でした!!
やりました。半年間よく頑張りました
「作物」選択生の努力の賜物です
尚、お米は定期的に本校農産物販売所で販売します。
個別には販売を行いません。
期日は本校農産物販売所近くに貼り出しますので確認をお願いします。
不明な点は本校作物担当まで連絡してください。
1袋30㎏、積み上げた数は約120袋
頑張りました
川総産米として検査してもらった結果
1等米でした!!
丸の中に黒い点のマークが1等米の印です
今年も行います!!
報告が遅れましたがイネは1年次「総合実習」以外、無事収穫が終了しました
詳細は後日、報告します
今回は作物部からの連絡です
今年も川総祭で、お米を販売します
日時・場所は10月2日(日)9:00~食品・工学科棟前です。
お米以外に「作物基礎」で収穫したポップコーン、ジャガイモも販売します
価格はお米(1袋2㎏入りのみ)600円、ポップコーン・ジャガイモは100円です。
尚、売切れ次第終了となります
皆様のお越しを心からお待ちしています
精米中です
精米前(玄米) 精米後(白米)
特別に袋の中身を大公開
ヒエ図鑑
前回ヒエ抜きの話をしましたが、今回は本校の栽培を邪魔するヒエの画像をアップします。
うれしいことに?本校では水田雑草リストに載っているヒエのほとんどが確認できます
余談ですがヒエには普通に食用できる栽培ヒエと、そうでない雑草ヒエがあります。
植物分類上、種が違うので、勘違いして食べないように
雑草ヒエは調理しても固くて食べられません
イヌビエ 穂が茶褐色なのが特徴です ちなみに株元は紫褐色です
畑地でもよく見られます
タイヌビエ 穂が淡緑色名のが特徴です ケイヌビエ のぎが長くフサフサしているのが特徴です
夏の管理作業①
猛暑厳しい中ですが、イネは熱帯性の作物なので元気に育っています.。
おかげさまで、水田内で9割出穂を確認しました
今後も、気を抜かず管理していきます。
今回は夏休みに行った作業の一部を紹介します。
この画像を見てください。
作業前
作業後
作業前の画像には水田内に違う植物が生えていることがわかりますか?
この植物は水田雑草で有名なヒエです
ヒエはイネ科の雑草で若いうちは区別がつきにくく、ある程度成長しないと間違えて
イネを抜いてしまうことがあります
本校でも大発生しないように、除草剤をまいていますが、うまく効かないと作業前の
画像のように生えてしまいます
本校の田園風景にふさわしくないので、可能な限り取り除きます。
猛暑の中大変でしたが、ペース配分を考えて取り除きいい汗をかきました
水田は作業後のような状態でないとね
確認しました!!
もち米の出穂を確認しました
出穂を確認し、まずは一安心したのと同時に、収穫までの管理作業を
しっかり進めていこうと気合が入ります
収穫が楽しみです
出穂した株です
しっかり観察しないと見逃すので要注意
なんとよく見たら
開花中の写真を撮ることができました
開花はあっという間に終わってしまうのでラッキーでした
今年度の成長過程①
今年度もイネは順調に育っています
夏休み企画として
今回は今までの成長過程の画像を一挙掲載します
中干しの時期も終わり、再び水田に水を入れてこれから出穂期に突入します
今年も豊作になるよう暑さに負けず、しっかり暑さ対策をして管理していきます
6月10日 6月17日
田植え直後 活着しました
6月24日 7月11日
分げつ期、突入 水面が見えなくなるまであと少し
7月26日 8月1日
緑の絨毯になりました 現在、中干し中です
本格導入検討中!!
今年から育苗に使用する床土を培養土から別のものに変更しました
それは籾殻くん炭です。
籾殻くん炭は、もみ殻を低温でいぶし、炭化させたもので一般的に土壌改良剤と
して多く利用されています。用土に混ぜることで通気性や保水性が増すことができ、
根ぐされ防止や、アルカリ性で、酸性の土を中和させることができます。また、微生
物の棲家(すみか)として、とても有効なものです。
ちなみに、くん炭の原料の籾殻は、もみすり後、沢山できるので、本校では冬に
くん炭を作成しています。
これが籾殻くん炭です 床土に利用しました
ちなみに色は黒です
何故、籾殻くん炭を利用したかというと、保水性、通気性が高いこともありますが
メインは
重量が軽いことです。
播種後の育苗箱は一箱当たり約5.5㎏の重さになります
これを一つ一つ移動するとなるとかなりの重労働になります
籾殻くん炭を利用すると半分以下の重さになるので出芽器から育苗温室までの
移動作業がラクラクです
「作物」選択生達もスイスイ移動作業を行ってくれました通常のは…でしたが
籾殻くん炭の場合、肥料分が培養土に比べて足りないので追肥をまめに行う必要
がありますが、今後の成長に響かなければゆくゆくは全面的に取り入れていきたい
と考えています
培養土で播種した苗です
根張りもく立派に育ちました
籾殻くん炭で播種した苗です
草丈も培養土に比べて大きな差はありません
黒い部分が、籾殻くん炭です
根張りも良いです
御無沙汰していましたm(__)m
今年度もイネは順調に育っています
先週、3年次生「作物」選択生の田植えは無事終了しました。
選択生達は初田植え機操作でかなりドキドキしていましたが、
植え終わった姿を見て感動していました
西部地区の高校で田植え機操作ができるのは本校だけです
これを見ている中学生の君
育苗箱から取り出します
丁寧に取り出します!!真剣、真剣
水田に植え付けます

今年は天気に恵まれて絶好の田植え日和でした
今年は去年と同じ内容を紹介しても面白くないので、視点を
捻って本校の稲作栽培技術を紹介していきたいと考えています
説明する内容で若干、作業の時空列がおかしくなるかもしれま
せんが、わかりやすく更新していくのでよろしくお願いします
番外編(豆腐製造実習)
対象に開講しています
この講座では、作物の基礎を学ぶために、ダイズ、ソバ、ポップコーンを
栽培しています
さらに、栽培した作物を利用して加工技術も学びます
今回は、実際に育てたダイズを利用して豆腐の製造実習を行いました
ちなみに、ダイズは100%川越総合産です
ダイズです!!
今年は豊作でした

一晩水に浸したダイズと水を、 呉を90℃まで焦がさないように混ぜながら煮ます
ミキサーでギュンギュン混ぜます
これを呉(ご)といいます
熱いので棒を使って搾ります
搾って出たのが豆乳で、残ったものがおからです
空洞がなくズッシリとした豆腐ができました
完成した豆腐は各班同士で試食し合いました
生徒の感想は、でき立ての豆腐は風味があって甘く、調味料なしでも食べれられると、
今までの豆腐の概念を覆す美味しさだと、とても感動していました
このHPを見ている中学生の君
興味があったら本校に入学して、ダイズ栽培から豆腐作りをやってみませんか
砕土
去年、耕起(秋耕)をおこない、土の表面が乾いたので次の作業を
おこないました。
耕起のままだと土の塊が大きく水田の中が凸凹状態なので、土を
細かく砕いて整地をおこない、表面を平らにする必要があります。
この作業を砕土といいます
今回はその様子を掲載します
後ろから
砕土を行うと土が反転するので湿った土が出でくるよ
この作業機、爪が沢山ついていて、 作物選択生徒も実際に運転します

回転して土を細かくするんだよ
冬の作業、整地①
今年最後の内容は、イネ刈り後の水田作業を報告します
イネ刈りの際、コンバインが水田内を踏み固める為、土が固くなってしまい、
土と空気の接触面が少なくなり土壌微生物の活動が抑えられ有機物の分解
が止まってしまいます
これらを逆に促進させるために水田内の土をできるだけ深く掘り起し、土と
空気の接触面を多くさせる作業をおこないます
この作業のことを耕起(こうき)といいます。別名、秋耕といいます。
耕起後は、しばらく土を乾かして、さらに土を細かくします
この作業については来年のHPで載せる予定です。
では、皆さん良い年をお迎えください
耕起前
この爪で掘り起こしました
稲刈りを行いました!!
1年次生はカマを使用して手刈りで行いますが、3年次になると
田植え同様、面積が広いのでコンバインを使用して稲刈りを行い
ます
今年は収穫時期に豪雨にあい、予定していた収穫時期がずれて
しまいましたが、日程を臨機応変に調整して無事に終了しました
列に沿って一気に刈っていきます
これを見ている中学生の君

この目線に立ってみないか
収穫したお米は、
トラックの上のタンクに入れます。
詳しい原理は来年度のHPで

川総祭でお米を販売します!!
本来ならその光景と白米になるまでの流れを掲載する予定でしたが、
その前に川総祭でお米を販売します
白米に精米済みなので、すぐに炊いて頂けます
川総生が育てたお米、是非、ご賞味ください
値段は、2㎏入り1袋で600円
販売日は10月4日(日)川総祭(一般公開日)
場所は食品・工学科棟前
時間は9:30~13:30(個数制限なし・売切れ次第終了)
この状態で販売します
皆さん、お待ちしています

次回は、稲刈りの様子を掲載します
収穫前!!
収穫前に「作物」選択生は、収量調査のサンプルを採取しました
今回はその様子と、収穫直前の画像を掲載します。
収穫前の水田は金色(こんじき)の丘とは言ったものですね
中学生の皆さん、圧巻ですよ
立派に成長しました

サンプル採取中です
調査の方法は入学して学ぼう
列に沿って撮影するとこんな感じです

この列に沿って稲刈りします
スズメ
コンパクトデジカメなのでアップは撮影できませんでしたが、よく
見るとスズメの編隊がわかります
朝
に水田内を移動してイネを食べて、夕方
スズメのお宿はどこにあるんでしょうね
電柱をアップすると

電線で休憩中
よくみると黒い点が見えます

チュンチュンかわいく鳴いていました
穂が垂れてきました!!
充実していくにつれて穂が垂れてきました
イネの中身が充実して固くなっていく時期を登熟期といいます。
余談ですが私たちが食べている白米は別名、胚乳といいます。
胚乳は受精後、白い液体状となっています。ちなみにスズメは
液体状の胚乳が大好きで、ときにはホバリング
べます。食害後は、中身のないイネとなってしまい私たちを困らせ
ます
スズメの画像は撮影できたら載せる予定です
スズメも必死なのはわかるけど育てる「作物」選択生側としては
…のようです
頭が垂れてきました
中にはそうでもないのがありますが…
もう少しすると穂の部分が熟して黄金色に変わります

出穂or開花
イネの穂が出ることを、出穂(しゅっすい)といいます
出穂するとイネも花が咲きます。花というと、観賞価値を求めてしまいま
すが、イネの花はえい花といい草花のような花弁はありません。
しかもえい花は開花時間が約30分~2時間程度で午前9時ころに始まり、
午後1時には閉じてしまいます。まめに観察しないと気が付けば開花が終了
してしまっているなんてこともあります
今回は開花中の画像をUPするのでご覧ください
出穂始めはまだ粒が密集してピンと上を向いています
白く飛び出しているのはおしべです

えい花はどれか?調べてみよう
「作物」選択生達は実際に観察し、イネがどのような過程で熟していくのか
実学で学び、今後の成長を期待していました
まだ残暑厳しいですが体調管理を万全にして、良質なイネが収穫できるよう
しっかり取り組んで行きましょう