講話 ・ 式辞

儀式等で お話しした内容を掲載いたします。

令和3年度第3学期始業式 講話

 新年あけましておめでとうございます。

 2022年の新型コロナウイルスの様子はまだまだ予断を許しませんが、この問題が起きてからすでに2年以上経過しています。「いつまでも足踏みをしているわけにいかないな」という思いで新年を迎えました。年を新たにして、希望を胸に学校生活をスタートさせようとしている人も多いことでしょう。そんな皆さんに身に付けて欲しい三つの力と、そのために必要な目標設定について、今日はお話します。

 三つの力の一つ目は、「感情をコントロールする力」です。思いどおりにならなくてイライラしたり、失敗して落ち込んだりしてしまうことは誰にもあること。他人にあたったり、人のせいにしたりすることは決して良いことではありません。自分で気持ちを切り替え、心を整え、すっと落ち着けるよう、自分自身のやり方を見つけてください。暮れに見たドキュメンタリー番組で、ラグビーの元日本代表 五郎丸 歩 さんは、このことの重要性を語っていました。

 二つ目は、「まわりの人の気持ちを想像する力」です。人の気持ちをおもんばかるということは、まわりの人を大切にするということです。そのような人はまわりから信頼され、「この人と一緒にいたい」と思われるでしょう。人が何を望んでいるのか、また何をして欲しくないと思っているのか、想像できる人になってください。気持ちを想像するトレーニングの方法として、読書をお勧めします。色々な登場人物がストーリーを紡ぎ、なぜこの人はこんな行動をするのだろう、この人の「大丈夫」という言葉と気持ちは同じなのだろうか、など、想像を拡げる力が身につきます。

 三つ目は、「自分の言動がどのような結果をもたらすのかを考える力」です。期末考査に向けてしっかり準備をした人、準備不足や不注意から欠点をとってしまった人、自分の行動の結果は必ず自分に返ってきます。人とのかかわり方も同じです。自分が相手にしたことの結果がどうなるか、また、しなかったらどうなるか、その時にその場で適切な判断ができれば、友だちと良い関係を築くことができるはずです。 

 限られた時間の中で三つの力を身につけるために重要なのが、目標を持つことです。新年を機に目標を立てる人も多いのではないでしょうか。暦が変わり気持ちがリセットされるタイミングで目標を立てる。しかし、目標というのは時間の経過とともに忘れてしまいがちです。年末の振り返りで少しでもその達成具合を確認していればまだ良い方で、思うように目標が達成できないうちに年が明けてしまい、また次の目標を立てる。そのような人もいると思います。

 ある目標について、それをいくつかの段階に分け、今年はここまで達成しようという形で1年の目標を立てることも一つの方法です。ただ、目標を立てようとしてそのことだけを考えて設定するのではなく、自分が目標を定めるきっかけとなるような体験・経験をする中で目標の種を見つけ、それを徐々に育て、少しずつ明確にしていく目標の立て方と達成の仕方であれば、肌感覚の目標になり、継続することにも苦労しなくなるので、実現の可能性がより一層高まるのではないかと思います。

 そこで提案です。今年は新年の目標として、まず「目標の種を見つけられる可能性がある体験の質と量を増やす」、ということを目指してみてはどうでしょうか?

 そうはいっても、どのような体験が目標の種になり、どう質と量を増やせばいいのか、わからないかもしれませんね。それには、「去年までの自分だったらやっていなかったことに今年はチャレンジする」ことをお勧めします。

 目標を立て、それを達成することの意味は、「これまで思いもかけなかった自分になる、自分に対してトランスフォーメーション(転換、変換)を起こすこと」とも言えます。一度きりの人生、5年後、10年後の自分が今は思いつかないような状況にトランスフォームしていることを想像しながら、まずは目標を立てるための 体験・経験を積み重ねること を今年の目標にしてみてはいかがでしょう?

 ぜひ、この三つの力を向上させ、明確な目標を持ち、充実した高校生活を送って欲しいと思います。 

令和3年度第2学期終業式 講話

 昨日の防災避難訓練では、これまでにない手法で危機管理について学びました。東日本大震災では、避難、誘導の成否が生死を分けたと言われています。災害がいつ起こっても、「この学校には備えがあるので大丈夫」と自信をもって言えるよう、日頃からしっかりと準備をしておきましょう。

  さて、今日は三つ話しをします。

  一つ目は、生徒の活躍についてです。

 学期当初の分散・時差登校のために体育祭と文化祭の日程を変更し、昨年は全校で実施できなかった学校行事を、皆さんの協力により、無事やり遂げることができました。また、創立百周年記念式典や全国産業教育フェアなど、学校外との連携によって成し遂げたイベントもありました。行事を中止した学校がいくつもあった中で、特筆すべき成果でした。 

 先日お話しした部活動の活躍はもとより、学習成果も高く評価されました。草花栽培実習を履修する生徒が中心となり、夏休み中に行った東京2020オリンピック・パラリンピック応援のために行った会場最寄り駅の草花装飾が高く評価され、県から感謝状をいただくとともに、参加者全員が記念グッズの贈呈を受けました。

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 また、総合的な探求の時間でフラワーデザインを学ぶ3年次生有志が、日本フラワーデザイン協会埼玉県支部主催のコンテストに出品し、プロも参加する大会で 3年1組 石井 里奈 さん が見事銅賞を獲得しました。

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 部活動では、バレーボール部2年次生2名(2年4組 松岡 愛香 さん、2年6組 佐伯 里桜 さん)が西部支部選抜に選ばれ、各支部の選抜チームが一堂に会して戦った対抗戦で優勝しました。

 さらに、先週土曜日に長野県軽井沢町で行われた全国高等学校スケート大会埼玉県予選会で、1年2組 草岡 美波 さん がスピードスケート500m・1000mの2種目で三位入賞を果たすとともに、インターハイ参加標準記録を突破し、1月に青森県で行われる全国総合体育大会(インターハイ)出場を決めました。

 おめでとうございます。日々の努力が目に見える成果に繋がり、大変嬉しく思います。

 二つ目は、一昨日行われた成績会議についてです。

 学校全体の成績優良者は98人(14.5%)、欠点保持者は53人(7.8%)。1学期と比べて成績優良者は8人減り、欠点保持者は33人増えました。

 努力して良い結果を残した生徒がいる反面、「どうしてこんな状況になるの?」と残念に思う場面が、学期後半にはいくつもありました。欠点が付いた背景には、①遅刻・欠席が多い、②課題などの提出物を出してない、③考査に向けて十分な勉強をしていないなど、気の緩みによるものと思われます。大変もったいないことです。時間は限られていますが、3学期に向けて課題や補習にしっかりと取り組み、早期に挽回することを強く願います。

  三つ目は「スナックキズツキ」というテレビドラマの話しです。

 テレビ東京系で10月8日(金)から深夜の時間帯に放送されていて、今夜最終回を迎えます。原作は、女性を中心に幅広い支持を得ている漫画家、益田 ミリ 氏 による同名のコミックです。家庭のこと、職場のこと、恋人とのこと…。誰もが持っていそうな心の傷を抱えている人がたどり着くちょっと変わったお店、それが「スナックキズツキ」です。客を出迎えるのは、店主のトウコさん。店だけでなく、店主も変わっています。スナックのママ トウコ が、アルコールを置いていないスナックで、ココアやコーヒーなどの温かい飲みものと、美味しい手料理、そして歌ったり踊ったり…。日々ため込んでしまいがちなちょっとした「キズ」を店主と客が一緒に癒す、一風変わったショートストーリーです。

 出てくる人たちは極普通の人たちで、みんなどこかちょっとだけ悪いところがある人、かつ、素はとっても良い人。何気なく発した言葉で誰かを傷つけていたり、逆に自分も傷つくことがあったりする。原作の漫画ではそんなに深刻に感じませんでしたが、ドラマで見るととてもリアルで、「あ~っ、そういう事」と思わせられます。私はドラマを見てから原作を読んだので、すっと内容が入ってきました。図書館に原作本が置いてあるので、関心を持った人は是非ご一読ください。

 コロナ禍の終息が見通せない中で、新型コロナウイルスの新たな変異株、「オミクロン株」への不安が急速に高まっています。お隣の韓国やアメリカ、イギリス・ドイツなどヨーロッパ各国の状況を見る限り、予断を許さない状況が続いていることに変わりありません。

 皆さん一人一人が今何をすべきか、どう行動することが社会や学校、家族や自分のためになるのか。直面する現実と向き合い、考えてみてください。そして行動に移してください。

 早いもので、今年もあと1週間で終わります。健康に留意し、どうか良いお年をお迎えください。 

「青少年赤十字防災教育プログラム」の実施にあたって

はじめに

 10年前の3月に発生した東日本大震災以降、火山の噴火や地殻変動など、地球規模で大きな自然災害が多発しています。鹿児島県のトカラ列島近海では、今月4日から地震が頻発しており、悪石島では住民の島外避難が始まっています。先週最終回を迎えたテレビドラマ「日本沈没」が、トレンド入りしていました。今年も地球温暖化に起因する大型台風や局地的な豪雨、干ばつや森林火災、アメリカの南部と中西部で多くの死傷者を出す竜巻が発生したのは記憶に新しいところです。私たちの暮らしを豊かにしてくれるはずの自然が、突然牙を剥き迫ってきます。これまでの経験が通用しない事態が、世界各地で頻発しています。

 防災避難訓練は、予想もしない事態が起きた時のことを想定してあらかじめ体験しておく、大切な学びの場です。

1 地震発生時に取るべき行動

 一年前にもお話ししましたが、地震が起きた際には、慌てない、身の安全を確保する。この二つが最も大切です。緊急地震速報や揺れを感じたら、①ドロップ:まずは姿勢を低くする、②カバー:頭を守る、③ホールドオン:動かない。地震の揺れは長く続きません。右往左往したり、SNSに憶測で不確かな情報を書き込んだりせずに、まずは身の安全を確保し、揺れが収まったら周囲の安全を確認し、冷静に次の行動、避難をしてください。

 この「ドロップ、カバー、ホールドオン」の訓練は、「シェイクアウト」と呼ばれ世界の主流です。

2 火災発生時に取るべき行動

 火災発生時には、「通報」「初期消火」「避難」の順に行動することが基本です。しかし、状況によっては優先順位が異なります。逃げ遅れないよう冷静な判断を心がけましょう。

 次に、安全に非難するための7つのポイントです。①天井に火が燃え移ったら即避難、②高齢者、子ども、病人を優先する、③服装などにこだわらずできるだけ早く非難する、④ためらいは禁物、一気に走り抜ける、⑤煙の中を逃げる時にはできるだけ姿勢を低くする、⑥いったん逃げ出したら、再び中には戻らない、⑦逃げ遅れた人がいたら消防隊にすぐ知らせる。

 もしもの時の備えとして、心の片隅にインプットしておいてください。

おわりに

 先人の教訓に学び、危機管理能力をさらに高めていきましょう。いつ身近なところで災害が発生してもおかしくない状況が、しばらく続くものと思われます。新型コロナウイルスの感染リスクに正面から向き合わなければならない今だからこそ、事前の備えを怠らないようにしてください。

 この後、「青少年赤十字防災教育プログラム」による講話を行います。講師の香山先生には、Meetを使ったご講演をお願いしています。災害現場で蓄積された貴重なノウハウや今の皆さんに必要と考えられる備え等について、具体的な事例を含めたお話しをいただきます。3年次生の中には、人々の安全に携わる職業に就く人もいます。

 机上訓練に引き続き、しっかり学んでください。 

第73回人権週間について

 昭和23年(1948)12月10日、国際連合第3回総会において、全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として、「世界人権宣言」が採択されました。世界人権宣言は基本的人権尊重の原則を定めたものであり、初めて人権保障の目標ないし基準を国際的にうたった画期的なものです。採択日である12月10日は「人権デー(Human Rights Day)」と定められています。法務省では、昭和24年(1949)から人権デーを最終日とする1週間を「人権週間」と定め、その期間中、全国的に人権啓発活動を展開して人権尊重思想の普及高揚を呼びかけています。

 今なお新型コロナウイルス感染症の感染者等に対する偏見・差別、インターネット上における誹謗中傷、いじめや虐待、外国人や障害のある人、ハンセン病元患者やその家族などに対する偏見・差別など、様々な人権問題が依然として存在しています。これらの問題を解決し、国連の持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる「誰一人取り残さない」社会を実現するには、私たち一人一人が人権尊重の重要性を改めて認識し、他人の人権に配慮した行動を取ることが大切ではないでしょうか。

 ところで、生徒の皆さんは人権が何によって保障されているのか知っていますか?

 社会科の授業ですでに学んでいるものと思いますが、日本でいえば、日本国憲法に記されています。日本国憲法は、戦後、アメリカのGHQが草案を作成し、日本政府との話し合いを重ねて定められました。

  仮に人権という概念がなかったとしても、無意識のうちに他人を尊重して生活できることができれば理想的です。しかし現実は、多様性を認めたがらない社会の風潮やコロナ差別の問題など、多くの課題が山積しています。

 人権週間を契機に、耳にすることや目にすることに心を傾けて、他人を尊重することについてあらためて考えて欲しいと思います。

  人権問題は決して「誰か」のことではありません。以下に紹介する動画は、主人公たちがそのことに気づく様子を様々な角度から描くショートストーリーです。試験勉強の合間にぜひご覧ください!!

 

 参考 「人権啓発動画「『誰か』のこと じゃない」(法務省制作)

     https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00233.html

生徒会・FFJ(学校農業クラブ連盟)本部役員選挙に向けて

はじめに

 こんにちは。皆さんの前でこうしてお話しするのは、川総祭の閉会式以来24日ぶりです。2学期も残りひと月を切りましたが、川総生の活躍が部活動を中心に続いています。

 ① バレーボール部「全日本バレーボール高等学校選手権大会・春高バレー・埼玉県予選ベスト16」

  ここまで頑張ってきた3年次生部員の活躍には、目を見張るものがありました。

 https://kawagoesogo-h.spec.ed.jp/blogs/blog_entries/view/562/048cf30996255a846dde15abac1e1013?frame_id=368

 世代交代が進み、1・2年次生の活躍も目立っています。

 ② バドミントン部「高等学校バドミントン新人大会」女子シングルスベスト32、女子ダブルス県大会出場

 ③ 弓道部男子「全国選抜弓道大会埼玉県予選」団体5位

 ④ 吹奏楽部「埼玉県アンサンブルコンテスト高等学校部門」打楽器三重奏銀賞

 日頃の練習を見ていて、部員一人一人の努力や顧問の先生方の指導はもとより、チームメイトが一丸となって選手を支え、勝利を目指して結束した賜物と受け止めています。いずれの部も、関東大会出場まであと一歩のところまできています。これまでの勝因や敗因などをしっかり省察し、次の目標を定め、チームとして結束し、更なる高みを目指して欲しいと思います。よく頑張りました。

本日の役員選挙について

 ここで任期を終える令和3年度前期生徒会役員及びFFJ役員の皆さん。コロナ禍の中で、全校生徒のリーダーとして様々な行事や活動をけん引してもらい、本当にありがとうございました。外部からお客様をお招きすることができなかったり止む無く中止となったりした行事や競技会、形を変えてようやく実施にこぎつけた「体育祭」や「川総祭」など、苦しい時にこそ柔軟な発想と行動力を発揮し、心に残る行事を実現してくれました。この場をお借りして、お礼を申し上げます。

 さて、令和3年度後期生徒会役員及びFFJ役員、令和4年度前期生徒会役員及びFFJ本部役員を決める今回の選挙には生徒会役員に12名、FFJ役員に6名、併せて18名の有志が立候補してくれました。

 昨年同様、候補者の皆さん全員に質問します。

 ① あなたはなぜ役員に立候補したのですか?

 ② あなたは、これから川総をどんな学校にしたいですか。

   また、それぞれの活動をどのようにして全生徒が身近に感じるよう活性化させますか?

 ③ 川総をあなたの目指す学校にするために、どのようなことに取り組みますか?

 ④ 創立百周年記念事業に係る様々な取組がマスコミに紹介されたり、全国産業教育フェアのホスト校として大役を果たしたり、この一年で県内外から注目される学校になりました。

   この先、川総ブランドをどのように高めたいと考えますか?また、その取り組みを実行するために、どのようなプランを持っていますか? 

 投票する生徒の皆さんは、これらの質問にしっかりと答えられる候補者を選んで欲しいです。なぜなら、今日選出される役員はこれまでの実績が示すように、本校のリーダーになるからです。リーダーには、誰にも負けない川総を愛する気持ち、困難な課題にチャレンジするタフな精神力、人前で物事をわかりやすく表現する力、多くの人を動かす力などが求められます。候補者の演説を聴いて、皆さんのリーダーにふさわしい人かどうかを選ぶ眼を養う機会にしてください。

むすびに

 学校があなたに何をしてくれるのかを待つばかりでなく、あなたが学校のために何ができるのかを考えてください。生徒会やFFJがあなたのために何をしてくれるのかを待つのではなく、あなたが学校のために何ができるのかを考えてください。先生、生徒、保護者、地域の皆さんがそのような考えを持っていれば、必ず川総はさらに素晴らしい学校になるはずです。

 生徒会・FFJそれぞれの活動がさらに発展し、飛躍することを願っています。

 

 

第25回 川総祭 閉会式講評

 昨年、今年とコロナによって特別な年になりました。学校行事ということでは、10月に体育祭を成功させ、本日文化祭を無事に終えることができました。私自身、2学期に入ってから、感染拡大を防止するために様々な行動制限を皆さんに課してきたことから、特別な思いで活動を見守ってきました。前例のない中で、苦労を重ねたことと思います。私は体育祭と文化祭を全員でやり遂げた生徒の皆さんに敬意を表します。

 さて、「校長から優れた企画を表彰して欲しい」との依頼を生徒会長の浅賀さんから受けていたのですが、個人的には、生徒全員を表彰したいです。しかしながら、賞状は一枚ということなので、これから、私が特に川総生らしいと感じた企画に直接お邪魔し、表彰状をお届けします。

(移動及び表彰状授与)

 次に、文化祭全体を講評します。

 生徒の皆さん、指導にあたられた先生方、本当にご苦労様でした。「withコロナの時代の特別な川総祭」は、今年のテーマ「 NO LIMIT -私たちに限界は無い- 」に基づいて、一人一人が役割と責任を果たし、チームワークを発揮し、見事成功に導きました。一所懸命でした。表情が輝いていました。エネルギーが溢れていました。皆さんのその一所懸命さ、表情の輝き、エネルギーがあれば、アフターコロナに向けて、これから将来、難しい問題に直面してもきっと乗り越えていけると思います。自信を持って今後の学校生活を送ってください。

 生徒会本部役員、文化祭実行委員会の皆さん、よく頑張りました。皆さんの「縁の下の力持ち」としての見えないところでの頑張りがあってこそ、川総祭が盛り上がりました。

 感動をありがとう。以上、講評とします。

 最後に、9月から続けてきた昼食指導についてお話しします。目標としていた体育祭、文化祭を無事終えることができたことから、来週月曜日からは9月以前の形に戻します。但し、海外の感染状況を見る限り、予断を許さない状況に変わりないことから、感染防止対策の徹底については引き続き協力をお願いします。

 私からは以上です。

 

第25回 川総祭 開会式挨拶

 皆さん、おはようございます。

 第25回川総祭 「NO LIMIT -私たちに限界は無い- 」 開催にあたり、一言あいさつをいたします。

 これまで準備を進めてきた生徒会本部役員、文化祭実行員会をはじめとする生徒の皆さん。クラスや部活動、有志参加のグループ、授業の成果発表や全体の運営など、それぞれ分担して目標達成に向け作り上げていく貴重な体験を重ねてきました。これまで指導や助言にあたっていただいた先生方にもお礼を申し上げます。

 相当の時間をかけ計画し、準備する間には、問題やトラブルが色々あったかもしれません。自分たちで考え、決め、それに伴う責任を共有する。物事を成就させるためのプロセスを学ぶよい機会になったと思います。大変であっても、祭りを準備しながら待つ時ほどワクワクドキドキしますよね?

 また、ステージや展示、それぞれの場面で、「自分の、自分たちの、外に向けて表現すること、発信すること」で、初めて見いだせることが必ずあるはずです。その場が上手くいってもいかなくても・・・。表現することは、自分を捉え振り返るとともに、他の人の存在を受けとめることにつながります。このような活動に参加する機会は、とても意味深いことだと私は考えています。

 スポーツもそうですが、文化活動などに参加する機会を奪われた子どもは、「溶け込めない」という不安を抱くようになるといわれています。表現すること、スポーツをすること、それらを習ったり学んだりすることをネガティブに捉えてしまい、「自分は音楽や演劇、芸術、スポーツには値しない人間だ」と、否定的に感じるようになるというのです。好奇心や芸術性、遊びの精神を培う機会を失うことがあってはなりません。

 今年は新型コロナウイルス感染症対応のため、規模を縮小し、生徒・教職員のみでの開催となりました。それでも、このように無事開催に至ったことを素直に喜びたいと思います。また今回は感染症対応の中でどのような取組が成果を挙げているのか?という、いわば「試み」の場でもあります。視線を世界に向ければ、思うようにならない厳しい現実が至る所にあります。そのような中でも、今できることにどれだけ誠実に、真剣に、そして楽しんで向きあえるか?

 文化活動は深い精神活動に基づくものです。共感し、わかちあう中で、他の人へも影響を与え、伝播していきます。素直に驚き、感じる。その感性を大事にして、思いを込めて川総祭を創り上げ、大いに楽しみましょう。

 

 「 NO LIMIT -私たちに限界は無い- 」

 

 以上をもちまして、開会の挨拶とします。

第72回日本学校農業クラブ全国大会に6名の精鋭が出場します

 2年ぶりのFFJ全国大会が今週開催されます。本来であれば全校が集い壮行会を開いて選手を激励すべきところですが、現状を鑑み、放送にて出場選手を紹介します。

 本校から6名の精鋭たちが農業鑑定競技に出場します。

  分野生活 3年3組 飯田 悠華 さん

     〃    3年6組 小泉 穂果 さん

     〃    1年5組 関本 日向葵 さん

  分野食品 3年3組 山口 涼真 君

     〃    3年5組 杉山 礁 君

  分野農業 2年3組 古川 勇志 君

 選手の中には、これまでの活動制限のため十分な準備ができていない人もいるかもしれません。とりわけ今年は新型コロナウイルスの影響により、イレギュラーな対応がいくつもありました。しかし、このことはよその学校も同じです。本当に強い人間は、与えられた環境を受け入れ、その中で最高のパフォーマンスを目指して努力するものです。みなさんがこれまで懸命に努力してきたことは誰もが認めるところですが、あとは、みなさんを支えてくれる多くの人たちに感謝し、その人たちへのご恩に報いるため、また学校の名誉のためにも、心を一つにして、奮闘努力してもらいたいと思います。

 みなさんには、私たち在校生・教職員がついています。全力を出し切り、戦ってきてください。

第72回日本学校農業クラブ全国大会令和3年度兵庫大会ホームページ https://ffj72.org/

 次に、嬉しいお知らせです。

 土曜日には、本校の体育館も会場として使われていましたが、令和3年度第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会(通称春高バレー)の西部地区予選会女子において、本校女子バレーボール部が3位入賞を果たし、11月中旬に行われる県大会に出場することが決まりました。今後の活躍を期待しています。この後、バレーボール部のページで詳しい報告があると思いますが、「おめでとうございます」だけでも先に伝えさせてください。

https://kawagoesogo-h.spec.ed.jp/blogs/blog_entries/view/562/bb84a1a36f31368027cb9e3c103b7604?frame_id=368

第31回全国産業教育フェア埼玉大会が開催されます

第31回全国産業教育フェア埼玉大会が開催されます

 

 2学期の中間考査は今日が最終日です。試験の出来はどうでしたか?

 午後から部活動を再開したり、川総祭に向けた準備をはじめたりする人もいると思います。久しぶりの活動なので、事故やケガには十分注意してください。

 さて、10月30日(土)に第31全国産業教育フェア埼玉大会がウエスタ川越を主会場に開催されます。コロナ禍でもありオンライン開催となりますが、生徒実行委員会が長い期間をかけて準備に取り組んできました。様々なコンテストや競技会をオンライン配信したり、大宮工業高校出身の(株)マザーハウス 山口 絵里子 氏による講演を行ったりするなど、盛りだくさんの内容です。是非、大会HPを覗いてみてください。 

 https://sanfair2021.com/

 今回の産業教育フェアでは、本校FFJ会長 杉山 礁 君 が生徒実行委員長を務め、全国の専門高校生に向けて情報を発信したり、埼玉県民に向けてテレ玉でPR活動を行ったり、高校生ならではの取組をけん引しています。

 https://sanfair2021.spec.ed.jp/seito-jikko-iinkai

  また、当初予定されていた農産物や開発商品の対面販売が中止となったために、本校では、飼育技術を学ぶ3年次生が中心となり商品開発した「たましゃもカレー」をネット販売することになり、この後一か月間にわたって下記オンラインショップで限定販売します。 

   https://sanfair2021-ec.com/

 さらに、産業教育フェアの冠大会で、小学生が発案したアイデアを基にレシピを考案してお弁当にするアイデア弁当コンテストに、フードデザインを学ぶ2年次生が協力して商品化を実現させました。こちらは埼玉県庁で先週試験販売が行われ、130食のお弁当を完売しました。

  https://sanfair2021.spec.ed.jp/blogs/blog_entries/view/21/a4bbc03c814b6c8683fd59dddb02ba58?frame_id=58

 これだけではありません。第20回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストの会場として明星館を提供し、フェア当日は全国から集まった作品の審査会を行います。本来なら各地区の代表選手が集い、本校で作品制作を行った上で審査を行うはずでしたが、今回は審査員及び大会関係者が来校するのみで、残念ながら本校生徒の参観もできません。27日(水)の午後から30日(土)までの間、明星館の使用が制限されます。多くのお客様をお招きすることは叶いませんでしたが、コンテストのために来校する関係の方々を歓迎するため、フラワーデザインを学ぶ3年次生が明星館前にウェルカムモニュメントを作成する予定です。

 https://sanfair2021.spec.ed.jp/flower

  11月4日(木)に実施予定の第25回川総祭のプレイベントと位置付け、全国産業教育フェア埼玉大会が盛り上がるよう、皆さんの協力をお願いします。 

「選挙」を通じて政治参加することの意味を考えよう

「選挙」を通じて政治参加することの意味を考えよう

 

 2・3年次生は中間考査2日目、1年次生は今日から中間考査が始まります。

 さて、第49回衆議院選挙が今日公示され、31日の投開票に向けて12日間の選挙戦に入ります。日本における選挙権拡大の歴史については、日本史、現代社会や政治・経済の授業ですでに学んでいて、知っている人も多いと思います。日本で衆議院議員選挙が初めて行われたのは1890年です。当時の有権者は、直接国税15円以上を支払う25歳以上の男子に限られていました。その後、1925年の普通選挙法により25歳以上の男子となり、女性に選挙権が認められたのは戦後になってからです。2015年に選挙の基本について定めている公職選挙法が改正され、18歳選挙権が実現しました。

 18歳選挙権となり、現在の有権者は総人口の83% 程だそうです。選挙で投票するのに、働いているか、税金を払っているかは関係ありません。学歴や学力も関係ありません。満18歳以上ならOK。投票できるのは、衆議院・参議院議員選挙、そして住んでいる自治体(県・市町村)の首長や議会議員選挙などです。そのほかにも、最高裁判所裁判官の国民審査でも1票を入れることができます。また、地方自治体におけるリコールでは住民投票が行われますが、この投票においても投票権を有します。

 残念ながら、満18歳以上の国政選挙の投票率は下落傾向が続いています。国政選挙で初めて満18歳以上が対象になった2016年の参議院選挙では10代の投票率が20代・30代を上回ったものの、直近の2019年参議院議員選挙では最も低かった20代と同水準でした。民主主義を簡単に定義することはできませんが、「一人ひとりが主権者となって国や地域に関わる制度。社会の意思決定に当事者意識と責任を持つもの」と仮に定義します。「投票していないのだから主権者ではない」とは必ずしも言い切れませんが、それでも投票率は主権者としての自覚を示す十分な指標になります。

 「政治がよくわからない」、「誰に投票しても同じ」など、様々な理由が挙げられています。しかし、財政再建や社会保障制度改革の行方などは、若い世代の将来に直接関わります。コロナ禍が続くことによって、就学支援や学びの保証など若者が直接受ける政治の影響は少なくありません。主権者としての権利を行使する際に大事なのは、「候補者の政策の違いを理解する力」です。候補者の政策を比較し、何が違うのかをはっきりと理解できるような環境があり、その上で若者もその政策の違いを理解しようとする姿勢を身に着けることができれば、質が高い投票が行われたり、投票したいと思ったりする人が増えていくのではないのでしょうか。

 投票に行く若者が増えれば、それだけで日本の政治にかかわる人たちの行動は必ず変わります。若者が日本を支えていく、未来を創っていくための手段として、「選挙」が健全に機能する社会の実現を目指しましょう。

 こんな動画が 埼玉弁護士会チャンネル にアップされています。是非ともご覧ください。

 「憲法なんて、いらねえわ!」編 https://www.youtube.com/watch?v=fY6NJbQuSxE&t=233s

 「選挙なんて、行くヒマないわ!」編 https://www.youtube.com/watch?v=M5IpB_CtzEg&t=15s

生徒の皆さんへ(中間考査が始まります)

中間考査が始まります

 

 埼玉県内では17日(日)、新たに19人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。本校では、生徒の皆さん一人一人が感染防止に留意しながら生活してくれていること、教職員が感染防止対策を徹底しながら教育活動に取り組んでくれていることなどにより、学校関係者の感染は最小限の範囲で収まっています。1日当たりの感染者が県内で100人を下回るのは16日連続。県の担当者は、「リバウンドの兆候は見えず減少傾向が続いているものの、繁華街の人流は増えている。ここで気を緩めることなく、感染対策に引き続き取り組んでほしい」と呼びかけています。専門家の多くが必ず第6波がやってくると指摘しています。油断することなく、健康観察の確実な実施手指消毒マスクの正しい着用換気の励行など、これまで継続してきた感染防止対策を徹底することが何よりも重要です。引き続き緊張感をもって学校生活を送るよう、協力をお願いします。

 さて、先週末に開催が予定されていた川越まつり(370年以上の歴史を誇る伝統祭事)は、新型コロナウイルス感染症の影響で今年も中止とりました。現在は各町の高張り提灯(ちょうちん)が氷川神社に集結し、境内を明るく灯しています。川越市民としては、今年も山車を見ることができず寂しい限りです。祭りを愛する市民の精神的な喪失感とともに、ブランクが生じることで祭礼技術の伝承への影響が懸念されています。祭りの記録化や資料展示を通じて、歴史や伝統を感じようとする取り組みなど、新たな試みも始まっています。「市制施行百周年の来年こそ川越まつりが盛大に行えるように」と強く願っています。

 本校では、11月4日(木)に参加者を生徒及び教職員に限定して第25回川総祭(文化祭)を実施します。皆さんのご家族や本校に関心を持つ中学生、日頃から本校を応援してくださる同窓生・地域の皆様に広く学校の様子をお伝えすることができず、大変心苦しく思っています。しかしながら、こうした状況下にあっても在校生で唯一川総祭を経験している3年次生が中心となり、これまでの伝統を「継承」し、コロナ禍の中でも学校行事を「発展」させるべく、皆の力を結集して3週間後の川総祭を成功に導きましょう。

 最後に、2・3年次生は今日から、1年次生は明日から中間考査が始まります。考査以外の時間の使い方、学習の仕方が成否のポイントになります。この期間中にも、就職試験や総合型選抜入試などの進路活動に取り組む3年次生がいます。集中力、持続力が必要になりますが、これらを鍛える訓練の場にもしなければなりません。この4日間は日常とは違う「非日常」の生活を送ることになります。この経験が自身の成長をもたらすことにつながります。

 先週から寒暖差の大きい日が続いています。くれぐれも健康にご留意のうえ、これまでの学びの成果を遺憾なく発揮してください。皆さんの健闘を期待しています。

令和3年度体育祭(開会式あいさつ・講評)

体育祭開会式 あいさつ

 おはようございます。川越総合高校体育祭を2年ぶりに開催します。着任してから1年半経過しましたが、全校生徒の前でこうして対面でお話しするのは今日が初めてです。校長として、大変うれしく思っております。

 今年のスローガンは、「どんな時も元気に楽しく!」です。新型コロナウイルスに翻弄され、限られた時間の中で準備、練習に取り組む姿に、皆さんのぐらつかない強い意志を垣間見ました。今日まで、ためていた力を思う存分爆発させてください。また、先生方を含め750名が力を出し切った笑顔で閉会式を迎えられるよう、最後まで「元気」に、一生懸命頑張って欲しいと思います。

 ここで皆さんに披露したいものがあります。9月の創立百周年記念式典で、私の式辞の次にご挨拶いただいた本校同窓会前会長の 大野 松茂 様 から、新たなトロフィーの寄贈を受けました。今年から優勝した団には、このトロフィーを授与することで栄誉を称えます。30年ぶりに優勝トロフィーを更新します。

 それでは、皆さん、怪我のないように集中して、みんなの力で「思い出に残る体育祭」をこれから創り上げましょう。

 

体育祭閉会式 講評

  みなさん、一日お疲れ様でした。よく頑張りました。素晴らしい、「思い出に残る体育祭」が実施できました。生徒、教職員の皆さんに心から感謝したいと思います。特に最後のリレーでは、学年を超えて団結し、「心をつなぐバトンパス」に感銘を受けました。

 競技者(アスリート)は、目の前の成果に満足することなく、次の課題と解決策を自分で考え、努力を継続し、競技力向上に向けて新たな挑戦をします。こうした経験は、これからの人生に貴重なものになるものと思います。このような取り組みが日常的に継続できるよう、日々精進して欲しいと思います。

 明日から次のステップを目指し、一人一人が、夢の実現に向けて学び続けていきましょう。再来週の中間考査が終わると、川総祭まで二週間。今日の成果と学びをいかにして次に繋げていくかが皆さんへの宿題です。

 これで講評を終わります。

緊急事態宣言の解除にあたって

緊急事態宣言の解除にあたって(SHRでの講話)

 

 新型コロナウイルス感染症の拡大が始まってから1年半以上経過し、ワクチン接種が進む国々では、急速な経済回復を遂げています。わが国においても、すでに国民の6割近くが2回接種を終えるなど、ワクチン接種は急速に進んでおり、社会経済活動の再開・活性化が強く期待されるところです。他方、感染力が強いデルタ株の出現・拡大により、これまでに経験したことのないレベルでの感染拡大に直面しました。

 「Withコロナ」(コロナウイルスが存在する前提で新しい日常を生きていくという意味)の生活が続く中で、必要な対策も見えてきました。当初の“得体のしれない不安”というものは薄れてきているように感じます。このところ“コロナ慣れ”といった状況が散見されます。このような状況下では、今後も一定水準の新規感染が生じる傾向は続くでしょう。感染リスクをゼロにすることは難しく、長期戦を覚悟しなければなりません。まずは足元の取り組みを着実に進めながら、これまでの経験・教訓を活かし、社会経済活動の再開・活性化が可能となるよう、今から必要な対策の検討・準備を進めていかねばなりません。

 新型コロナウイルスの出現により、人と人とのつながりの希薄化など様々な社会的課題が浮き彫りになりましたが、一方で、日常的な感染症対策が浸透し、さらに、リモートワークやオンラインミーティング等の進展により、「新たなつながり」が生まれるなど、コロナ禍における新しい価値への「気づき」がいくつもありました。「Withコロナ」時代は、こうした「気づき」などを活かして、社会的な課題解決や新たな価値の創出が期待され、ニーズに応える製品やサービスをいち早く社会に定着さることが求められるでしょう。

 しかしながら、緊急事態宣言の解除を機に行動規制を一気に緩和し、コロナ前の生活パターンに戻すことは厳しいと感じている人が大半だと思います。本校では、引き続き感染拡大防止に全力を挙げつつ、「Withコロナ」における教育活動の完全復活に向けて、教職員・生徒・保護者、そして学校を応援してくださる全ての人たちが一丸となって、この難局を乗り越える強い決意が必要と感じています。

 さて、時間のないところ恐縮ですが、この場をお借りして10月1日(金)以降の対応について四つお話しさせていただきます。

 一点目、時程についてです。

 10月1日(金)までは、現在行っている45分遅れの時差登校、40分授業とします。昼休みを1時間確保することは変わらずです。

 10月4日(月)以降は、平常授業に近い形で時間割を組みました。8時40分までに登校、50分授業を6時間、帰りのSHR後に放課となります。

  二点目、昼食の摂り方についてです。

 皆さんが協力してくれているおかげで、校内での感染拡大はこれまで発生していません。しかしながら、夏休み中には学校を離れた場所で飲食に伴う感染事例が本校関係者の間であったことから、もうしばらく分散昼食を継続します。9月21日(火)以降、このことについて複数の生徒・保護者から意見をいただきました。一部には、「昼食くらい自由にとらせて!!」との声もあります。本校の設置者である埼玉県教育委員会から、「食事中の会話禁止」の徹底について通知が出されていることから、これまでの指導を継続します。ただし、10月4日(月)以降は授業時間を50分確保し、学校に留まる時間を必要以上に長くしないようにするため、昼休みは50分間、6限終了時刻を15時25分とします。

 三点目、学校行事についてです。

 来週予定されている体育祭は、2年ぶりに全校で実施します。応援合戦や一部の種目の実施を見合わせたり、生徒・教職員のみで開催したりするなど、「Withコロナ」を強く意識した行事となります。成功裏に終えることができるよう、皆さんの協力をお願いします。また、一か月後に延期された文化祭に向けて、少しずつ準備が進んでいると思います。クラスや部活単位での企画が中心になりますが、準備段階で感染拡大が起こってしまった場合には、行事そのものを中止せざるを得ません。くり返しになりますが、放課後の教室や部活動での過ごし方についても、感染拡大防止を最優先してください。2年次生の修学旅行については、来週月曜日にあらためて私からお話しします。

 最後に部活動についてです。10月1日(金)から15日(金)までの間は、活動日数は週4日以内、平日のみ2時間以内の活動とします。但し土日の活動は、登下校による生徒の接触機会削減の観点から禁止とします。各種大会やコンクールに出場する場合は、大会14日前から「埼玉県の部活動の在り方に関する方針」に基づく活動ができるものとします。

 おわりに、コロナ禍において様々な考え方や意見がある中で、我々教職員は、生徒の皆さんがより充実した学校生活を送ることができるよう、努力を続けています。生徒の皆さんが頑張っていることを励みにして私たちも頑張っています。一人でも多くの人たちがワクチン接種を終えることができるよう、埼玉県では12歳以上の人たちを対象とした集団接種を10月1日から開始します。ワクチン接種をしたからといって100%感染しなくなるというわけではないようですが(ブレイクスルー感染なども穂報告されています)、引き続き感染防止対策へのご協力をお願いします。

 今お話ししたことは通知にして明日お配りします。併せて、Google classroom での配信、本校HPへの掲載しますので、明日以降、各自で確認してください。

 長くなりました。来週から学校は新たなステージに入ります。だからといってコロナウイルスがゼロになるわけではありません。緊張感を持って、一日一日を大切に過ごしてください。

 特に3年次生、現在進路に係る重大な局面を迎えている人が多いと思います。気を引き締めて前に進んでいきましょう!!

緊急事態宣言期間再延長に伴う本校の対応について

緊急事態宣言期間再延長に伴う本校の対応について(SHRでの講話)

 

 すでにご承知の通り、緊急事態宣言の期間が9月30日まで再延長されました。本校では、9月1日の始業式から分散・時差登校をこれまで実施してきました。この間、県全体の陽性者数が減少傾向に転じています。生徒の皆さん、ご家族の皆様のご努力の賜物と受け止めています。ありがとうございます。

 しかしながら、政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身会長は、昨日の衆議院厚生労働委員会で、新型コロナの感染について「一生懸命ワクチンを接種してもコロナをゼロにすることはできない。ウイルスとの闘いはまだまだ続く」と指摘しました。その期間については、「正確には神のみぞ知ることだが2~3年はかかると思う」と述べています。

 私自身、「今は終息を期待するよりもコロナの流行と共存していくことが先決」と感じます。新型コロナは新しい感染症なので、ほとんどの人が免疫を持っていません。まずはワクチン接種を拡大させ、多くの国民を一定の免疫レベルにまで到達させる必要があります。今は一人でも多くの人がワクチン接種を終えることが先決です。接種をためらっている人もこの中にいると思います。自身のため、家族のため、仲間のためにどうすることが最良なのか、あらためて考えてみてください。

 さて、来週火曜日以降の日程について担任の先生から通知が配られたと思います。21日以降、緊急事態宣言期間が終わるまで、引き続き時差登校を継続します。分散登校については今週までとします。本校は選択科目の授業が多かったり、1年次生は少人数学級編成を行っているため、他校と比べて一講座あたりの人数に余裕があります。また、教室の換気や手指消毒をこれまで以上に徹底したり、昼食時の黙食を全員で行うことなど、校内での感染拡大を防ぐ取組をさらにレベルアップさせていきたいと考えます。安心・安全な学校生活を担保するためには、一人ひとりが「新しい生活様式」を確実に身に付け、行動に移すことが不可欠です。

 始業式でもお話ししましたが、文化祭や体育祭、2年次生の修学旅行などの学校行事を成功に導くためにも、生徒の皆さんの協力をあらためて要請します。本日配布した予定表は、現時点での見込みです。状況によって変更が生じる可能性があることを念頭に置いてください。

 一日も早く通常の学校生活に戻れるよう、少しずつ段階を追ってこれまでの日常を取り戻していきましょう。

創立百周年記念式典式辞

 はじめに、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、式典には外部からの御来賓にお運びいただくことが叶いませんでした。本日ここに、学校関係者各位にご臨席を仰ぎ、埼玉県立川越総合高等学校創立百周年記念式典を挙行できますことを、心から喜びたいと思います。教職員を代表して御礼を申し上げます。

 令和の時代が訪れ、AIの普及により技術革新のスピードが加速する中、コロナ禍により驚くような変化が身の回りで起こっています。大きな転換点にある今、学校教育はどうあるべきか、本校の10年後、20年後の姿はどうあるべきか。そのヒントは、本校の歴史を振り返ることから得られるのではないかと考えました。そこで、記念誌から設立当時の様子やその後の変遷について、御列席の皆様と一緒に振り返ってみたいと思います。

 本校は大正9年4月に、「県立蚕業学校」として創立され、「県立農蚕学校」、「県立川越農蚕学校」と校名を変えながら、当時の輸出産業の花形だった生糸を生産する技術の振興・発展、人材育成のため重要な役割を担ってきました。戦後の学制改革により、昭和23年に「県立川越農業高等学校」として再編され、広く農業教育を推進し、農業とその関連産業の育成に貢献しました。そして、平成8年に時代の進展に対応した総合学科を設置し、校名を現在の「川越総合高等学校」に改め、「専門教育に重きを置く総合学科」として新たな道を歩みだしました。総合学科になって今年で26年目、卒業生は1万9千人を超え、校訓に掲げる「真理と正義を愛し、勤労と責任を重んじる」教育を実践し、社会に有為な人材を各界に多数送り出してきました。部活動においても、全国高校総体出場27回を誇る弓道部を筆頭に、川越農業高校時代には柔道部、剣道部、ソフトテニス部が全国高校総体に出場しています。昭和59年には、弓道部女子が全国選抜大会で団体優勝するなど、華々しい実績を数多く残しています。

 さて、足掛け6年にわたり取り組んできた「創立百周年記念事業」では、特に同窓生の皆様方から温かいご支援をいただいております。本日の式典をはじめとして、養蚕資料室の開設、平成28年にはアメリカへ、令和元年にはオーストラリアへ生徒派遣を行った国際交流事業の他、生徒の向学意欲を高める取組へのご支援を複数いただいております。モニュメントの設置や国旗掲揚台の移設、図書館蔵書検索システムの導入、グラウンド照明設備の改修等々、百周年の区切りを意義あるものにすべく、物心両面からご支援をいただくことができました。これらは貴重な学校の財産として、有効に活用させていただきます。

 生徒の皆さんには本校の伝統をしっかり受け継ぐとともに、この学校が時代の変化に合わせてしなやかに変化してきたように、これからの変化の激しい困難な時代を、川総で学び培った力をいかんなく発揮することにより、生涯にわたって学び続け、しなやかに強く生きてほしいと願います。また、優しさや思いやりを忘れず、周りの人と良好なコミュニケーションをとり、豊かで幸せな人生を送るとともに、地域コミュニティーや社会においても川総で培った人間力を発揮し、豊かで幸せな社会づくりに貢献することを期待します。

 最後になりましたが、歴代校長先生をはじめとする、旧職員の皆様方のこれまでの多大なご功績に対しまして敬意を表しますとともに、地域の皆様、埼玉県、川越市、同窓会、育英会、PTA、後援会等、関係各位のご芳情に感謝申し上げます。併せて、ご来賓の皆様におかれましては、今後とも本校に対しまして、一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 むすびに、これまで本校にお寄せいただいたご支援にお応えすべく、百周年を契機として、今後も教職員一同、川越総合高校のますますの発展に力を尽くすことをお誓い申し上げ、式辞とします。

 

   令和3年9月2日

                                  埼玉県立川越総合高等学校

                                   第27代校長 服部 修 

令和3年度第2学期始業式 校長講話

夢なき者に成功なし

 

 今年の夏休み、皆さんはどう過ごしましたか?

 一人一人違った、思い思いの夏休みを過ごしたものと思います。今日から2学期がスタートします。気持ちを切り替え、これから訪れる未来を前向き捉え、前に進んでいきましょう。しかし、今、コロナ感染の危機が高まっています。そんなときでも、明るく元気に2学期を過ごすことができるよう、今日は皆さんにお気に入りの言葉を紹介します。

 「夢なき者に成功なし」

 この言葉は、明治維新を主導した志士たちの思想に大きな影響を与えたといわれる、松下村塾の創設者、吉田 松陰 の言葉です。

 私なりに解釈すると、

 「夢をもたない人は成功しません。」と松陰は言っている気がします。

 しかし、夢を持てば必ず成功するというわけではありません。

 この言葉はある文章の文末にある言葉です。その前には、こんなことが書かれています。

 「夢がない人には、こんな風になりたいという思いがない。」

 「こんな風になりたいという思いがない人には、計画がない。」

 「計画がない人は、行動することがない。」

 「行動しない人には、成功はない。」

 つまり、行動しなければ、何も始まらない。成功もないということなのです。

 そして、成功するためには、行動するための計画が必要であり、計画を立てるためにはなりたい自分を持つこと、つまり目標を定めること。その目標を達成させることが「成功」であり、それが「夢」なのです。

 コロナ禍でこれから先どうなるかは誰にもわかりません。でも、学校での学びは止めません。学びとは各教科の学習だけではありません。これまで身に付けてきた力を発揮する学校行事も、大切な学びの場です。ですから、文化祭も体育祭も今の時点では、方法を工夫して実施したいと私は考えています。こんな今だからこそ、目標をもって、前向きに行動していきましょう。

 「夢なき者に成功なし」

 この言葉を2学期のキャッチフレーズにして、日々の学びでさらに自身を鍛え高め、直面する困難を一つひとつ乗り越えていきましょう。

 3年次生はここからが本当の戦いです。気持ちを切り替え、この夏に経験した出来事やこれまでの学びを基盤として、進路実現の道のりを真っすぐ進んでください。(3年次生のみ)

 1・2年次生も、二度とない令和3年(2021年)の夏に見つけたものを、次のステップのために前進させましょう。(1・2年次生のみ)

  続いて感染症対策について大切な話をします。すでにホームページや google Classroomを 使ってお知らせしたように、今日から17日までの間、分散時差登校になります。来週から2週間、40分授業3コマを半日単位で入れ替えて実施します。学校での滞在時間を短くすること、昼食を挟まない方策を優先します。

 あらためて皆さんにお願いすることは、マスクの着用、手洗いとこまめな消毒、ありとあらゆる場面で密を作らないこと、食事をとる必要がある時には向かいあって食べることを避け、食べ終わったらすぐにマスクをする。登下校の際には寄り道をしない。部活動は公式大会が控えている部以外は平日のみ週2回、90分以内の活動を上限とする。学校を止めずに様々な活動を継続する以上、皆さん一人ひとりの感染防止に対する意識が重要です。対策を怠らず、強いられる制限の中にあっても皆さんの学びが途絶えることのないよう、気を引き締めて生活しましょう。 

 最後に、明日予定されている創立百周年記念式典についてです。2・3年次生には以前お話ししたことがありますが、当初の予定では昨年度中に式典を実施するはずでした。しかしながらコロナ禍のため延期に延期を重ね、ようやく校内関係者のみで実施する運びとなりました。会場を分散し、感染拡大防止対策を徹底した上で式典を行います。ご家庭の事情であったり不安を感じて参加を躊躇したりしている人もいるかと思います。選択肢は複数あるので、自身の考えを第一に行動してください。

 まだまだお話ししたいことがあるのですが、時間短縮のため今日はこの辺で止めておきます。本校ホームページの校長室からというブログに、生徒の皆さんへ宛てたメッセージを8月30日に掲載しました。続きはそちらをご覧ください。以上で終わります。

生徒の皆さんへ(今こそ読書量を増やすチャンスです)

 小学生から高校生までの間に読書量が多かった人は、大人になった時に「物事に進んで取り組む意欲」(主体的行動力)や「一時的な記憶力」(認知機能)などが高い傾向にあることが、国立青少年教育振興機構の調査でわかりました。同機構の発表では、「小・中・高校と継続して読書をしている人は各種能力が高いことが示された」としています。

 スマートデバイスの個人所有率の上昇に伴い、読書の方法が多様化しています。本(紙媒体)を読まない人が増える一方で、スマートフォンやタブレットなどを使った読書も確実に増加しています。しかし、調査結果では、「紙媒体で読書している人の非認知能力が最も高い傾向にある」とのことでした。

 読書には、語彙力や読解力を発達させ、思考力や想像力を高めさせるという効用があるばかりでなく、根気強さを培うという効果もあります。本を読む際には、思考力や想像力を駆使しながら文章から具体的場面を想像力によって立ち上げたり、作者の言いたいことを論理的にたどったりするなど、かなりの知的努力を必要とします。それを継続するのは根気のいる作業です。

  さて、夏の楽しみの多くを奪われてしまった新型コロナウイルス変異種の出現。しかし「本を読む」楽しみは誰にも残されています。今日皆さんに紹介したいのは、新潮新書から出ている「マスクをするサル」という社会論の本です。タイトルを見た瞬間から、「タイムリーな本」だなぁと感じました。

 著者が霊長類・人類観察の中で培ってきた知識の上に、世界中の人々が顔に乗せ始めた「マスク」が広い意味の文化にどう影響するかを考察した本です。

 「マスク」がコロナ禍における我々の生活に持つ意味が大きいことは言うまでもありません。人前で話すときには「マスク」を外すべき、というのが私の個人的意見ですが、「感染を防ぐ目的のものを安易に外すべきでない」という意見も当然あります。また、「隠れたものは見たくなる」という著者の主張からすれば、確かに「あの人の口元を見てみたい」といった願望が生まれてくるかも知れません。

 しかし、何と言っても「人間は何故衣服を着るようになったのか」の記述は、“さすが霊長類の研究者”と感心しました。読んでいてとても面白い本だと感じました。「マスク」に対する新たな視点を持つことができた気がします。

 9月からの分散・時差登校により、自宅で過ごす時間がこれまでより確実に増えます。読書を通じて、語彙力や読解力のような認知能力を高めるだけでなく、根気強さや共感性といった「非認知能力」を養う機会を、生徒の皆さんにはぜひ増やして欲しいと思います。 

マスクをするサル(新潮新書) 2021年4月19日発行 正高 信男 (著)

保護者の皆様へ(2学期当初の対応について)

保護者の皆様へ

 

 平素から本校の教育活動に対しましてご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

 新型コロナウイルス感染症は、本校の教育活動にも様々な影響を与えています。本日はこのページから、新型コロナウイルス感染症への対応を中心に、私の言葉で保護者様にお伝えすべき事柄についてお知らせします。

 埼玉県は、令和3年8月2日(月)から令和3年9月12日(日)まで新型インフルエンザ特別措置法に基づく緊急事態措置の対象区域となっており、9月17日(日)までの教育活動について、本日付け通知により概略をお知らせしたところです。(本校ホームページへ通知を掲載するとともに  google classroom  で配信しました)。詳細については、9月1日(水)の始業式で生徒に直接説明する予定です。

 さて、2学期がスタートするにあたりまして、新型コロナウイルス感染の急拡大により、お子様の感染をご心配されているご家庭も多いことと存じます。

 本校といたしましては、埼玉県新型コロナウイルス対策本部会議における教育活動についての決定を受けまして、デルタ株の強力な感染力を念頭に置き、改めて感染防止対策を徹底しながら教育活動を行うことといたしました。

 

 

 引き続き、感染症対策に万全を期してまいりますので、ご理解くださいますようよろしくお願いいたします。

 また、登校不安や健康不安により学校を休みたい生徒たちのために、学びを止めないよう、オンライン等を活用した学習の準備も進めております。

 今後も、感染症拡大の状況を注視しながら教育活動を進めてまいります。以下の3点について、ご家庭でのご協力を重ね重ねお願い申し上げます。

 登校時の健康観察

 登校前には、お子様の検温、健康状態の把握をお願いします。調子がよくない場合は、登校を控えるようご指導ください。同居のご家族に発熱等症状がある場合にも、登校を控えるようお願いします。いずれも欠席扱いにはなりません。

 登校することに不安を感じ学校を休みたいとき

 学校へご連絡ください。登校不安や健康不安で学校をお休みされる場合は、欠席扱いとはなりません。その場合、ご家庭でプリントやオンライン等を活用した学習も可能です。詳細については学校にご相談ください。

 感染者への配慮

 新型コロナウイルス感染症は、注意して生活していても完全に防ぐことはできず、誰もが感染する可能性があります。感染者に対する差別や誹謗中傷が起きないよう、また、個人のプライバシーが侵害されることのないよう、思いやりの気持ちをもって支え合う学校づくりに努力して参ります。ご理解とご協力をお願いいたします。

 

 様々な行動制限がある中で、夏休み中も部活動やボランティア活動、特別実習で、たくさんの生徒が持てる力を発揮してくれました。

 保護者様には、これまでご協力いただいておりますことにあらためて感謝申し上げますとともに、引き続き、学校とご家庭が一体となってこの難局を乗り越えられますよう、ご支援ご協力をお願い申し上げます。

夏休みも折り返し地点を過ぎました

 川総生の皆さん。夏休みも折り返し地点を過ぎました。元気にお過ごしでしょうか?

 57年ぶり二度目の東京五輪が8月8日に閉幕しました。新型コロナウイルスの世界的な流行という困難に直面する中で開催された大会として、今後長く語り継がれることになるものと推察します。

 今大会は史上初めて開催が延期され、大部分の会場が無観客になるなど、新型コロナウイルスの影響により当初の計画から度重なる変更を余儀なくされてきました。選手たちは、五輪の開催が危ぶまれる不安定な状況下で練習を続けました。大会期間中も、感染拡大防止のため様々な行動制限が課せられました。

 こうした中で、選手たちがひたむきに競技と向き合う姿に、励まされた人も多かったはずです。全力を尽くして戦った選手たちに、心から敬意を表します。

 さて、8月15日(日)は76回目の終戦記念日です。昭和から平成、令和と時代が移り、戦争を知る世代の肉声を聞けなくなる日が迫っています。あの戦禍記憶と教訓をどう受け継つぎ、戦後世代の我々はどう向き合えば良いのか?

 76年前の夏、広島と長崎に投下された原子爆弾は多くの尊い命を奪い、そして生き残った人たちにも、いまだに苦痛を与え続けています。被爆地の高校生たちは、新型コロナウイルスによる活動の制約を受けながらも、被爆者の思いを受け継ぎ、世界から核兵器をなくそうと奮闘しています。被爆者と学校をつなぐオンライン講話を開催するなど、貴重な証言を次の世代に伝えるための努力が続けられています。

 歴史継承の新たな形を早急に検討し、すぐに行動しなければなりません。オンラインでの講演や証言、展示資料のデジタル化などを進め、多言語で積極的に発信するなどの工夫が鍵になります。インターネットを通じてでも、世界中から被爆の実相の一端に触れることができれば、核兵器廃絶に向けた国際的な機運の醸成に貢献できるでしょう。

 被爆者は昨年9千人近くの方が亡くなり、平均年齢は85歳に近いそうです。貴重な証言を、活用可能な形で残す意義は大きいと思います。

  生徒の皆さんには、終戦記念日を機に戦争で亡くなられた方々に弔意を表すとともに、国際社会の若き担い手として、「戦争と平和」についてあらためて考える機会にして欲しいと思います。

 

【終戦記念日】

 1941年12月8日に始まった太平洋戦争は、1945年8月14日に日本政府がポツダム宣言を受け入れて終わりました。翌日の8月15日正午、昭和天皇の玉音放送で「終戦詔書」が読み上げられ、この日が終戦記念日になりました。政府は、日本人の軍人・軍属などの戦死230万人、民間人の国外での死亡30万人、国内での空襲等による死者50万人以上、合計310万人以上と発表(1963年厚生省)しています。

生徒の皆さんへ(緊急事態宣言再発出にあたって)

新型コロナウイルスの流行 第5波到来

 

 夏休みに入って2週間経過しました。生徒の皆さんは、部活動、特別実習、インターンシップ、進路活動、川総祭準備などの課外活動で、充実した毎日をお過ごしのことと思います。

 さて、新型インフルエンザ等対策特措置法に基づく緊急事態宣言が、本日8月2日(月)から8月31日(火)までの期間、県内全域を対象に再発令されました。生徒の皆さんには、日頃から感染防止対策の徹底をお願いしているところですが、改めて「自分と自分以外の全ての人たちの命を守る行動」への協力をお願いします

 夏休みに入ってから、本校関係者の新型コロナウイルス感染が相次いでいます。感染拡大が止まない場合には、昨年度と同様に文化祭や体育祭などの学校行事を見直すことも視野に入れなければなりません。今日から部活動については活動制限が始まりました。FFJの競技会では、大会が中止になった種目もあります。皆さんがこれまで大切にしてきたこと、頑張ってきたことを守るためにも、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて、よりいっそうの協力をお願いします

 やるべきことはわかっているはずですが、声を大にして何度でも言います。登下校の際にはマスクの着用と寄り道しないことを徹底してください。私生活に於いても、感染リスクが高い行動(不要不急の外出や外食等)は自重してください。特に公共交通機関を利用する皆さんは、自分と自分以外の全ての人の「命を守る」行動、車中でのマスク着用の徹底、会話を控え、会話音量への気配りを含めた節度ある行動をお願いします。

 今回のいわゆる第5波は、これまでにないほどの早いペースで新規感染者を増加させており、極めて深刻です。皆さんの自覚と責任ある行動が本校の支えです。あらためてワンチームで取り組んでいただきたく、生徒の皆さんのご協力をお願いします。今こそ気を抜かないように!!