講話 ・ 式辞

儀式等で お話しした内容を掲載いたします。

令和2年度「体育祭」の中止について

校長講話(LHR時放送による)

令和2年9月7日(月)6限

 

令和2年度「体育祭」の中止について

 

 9月に入ってから厳しい残暑が続いています。皆さん、体調はいかがでしょうか?

 生徒と教職員、及び皆さんのご家族の協力により、本校では、これまで新型コロナウイルス感染者の発生はなく、6月に学校を再開した際の計画に従って、教育活動が順調に進められています。この場をお借りして、あらためて皆さんにお礼を申し上げます。

 学校が本格的に再開した6月から8月末までの間に、全国の学校で1,166人の児童生徒に感染者が出たことが報じられました。このうち症状があった人は48%(557人)で、重症者はいないそうです。感染経路については、家庭内の感染が56%(655人)でした。また、校内感染は15%(180人)と増加傾向にあり、県内では、先週も東部の高校で部活動でのクラスターが発生しており、予断を許さない状況が続いています。

 このような状況を鑑み、先週月曜日に臨時職員会議を開き、10月8日(木)に予定されている体育祭の開催について検討をしました。

 文化祭や体育祭などの学校行事は、他者と協働しながら、課題解決や合意形成、人間関係づくりなどを学ぶことができる重要な場です。他者と協働するなかでの学びは、オンラインでもその一部は実施できると思いますが、同じ空間に集まって、対話を通じて、また、ときには対立、衝突するなかで、育まれる部分が大きいと思います。

 学校再開時に文化祭の中止を決定した際には、学校や先生方の知恵の見せどころとして体育祭だけは何としても実施したいとの意思を皆さんにお示ししました。感染防止と行事を通じた学びの充実が両立できる道を探り、感染状況を見つつ、外部からの参観などを全てお断りした上で開催することを前提に、体育祭の準備を進めてきました。

 8月に各部活動が参加した大会の様子も視察しました。我々の手で体育祭が安全に実施できるのか、体育科の先生方にもお知恵をいただきながら慎重に検討を重ねました。

 その結果、現状では密閉・密集・密接の3つの密全てを回避することができないと判断し、今年の体育祭を中止とします。選手の招集や競技中、応援等の場面において、密集・密接がどうしても避けられないと判断しました。

 3年次生にとっては、高校生活最後の体育祭であることを考えますと、つらい決断ではありますが、生徒や教職員の健康と安全が第一と考えた結果です。

 学校全体での行事は中止としますが、これに代わる学年行事を、時期をずらして実施するよう学年単位で検討することとしました。授業の一環としての体育的な行事ではなく、生徒の皆さんの主体性やアイデアが発揮される行事になるよう、校長として、あらためてお願いをさせていただきます。

 学校によってやり方は様々ですが、Withコロナをどのよう学校生活の中で実現させていくか、「川総」が輝きを失うことなく素晴らしい学校であり続けますよう、皆さんの英知と行動力に期待をしています。どうかご理解とご協力をお願いします。

 

川越総合高等学校

校長 服部 修