講話 ・ 式辞

儀式等で お話しした内容を掲載いたします。

令和3年度第3学期始業式 講話

 新年あけましておめでとうございます。

 2022年の新型コロナウイルスの様子はまだまだ予断を許しませんが、この問題が起きてからすでに2年以上経過しています。「いつまでも足踏みをしているわけにいかないな」という思いで新年を迎えました。年を新たにして、希望を胸に学校生活をスタートさせようとしている人も多いことでしょう。そんな皆さんに身に付けて欲しい三つの力と、そのために必要な目標設定について、今日はお話します。

 三つの力の一つ目は、「感情をコントロールする力」です。思いどおりにならなくてイライラしたり、失敗して落ち込んだりしてしまうことは誰にもあること。他人にあたったり、人のせいにしたりすることは決して良いことではありません。自分で気持ちを切り替え、心を整え、すっと落ち着けるよう、自分自身のやり方を見つけてください。暮れに見たドキュメンタリー番組で、ラグビーの元日本代表 五郎丸 歩 さんは、このことの重要性を語っていました。

 二つ目は、「まわりの人の気持ちを想像する力」です。人の気持ちをおもんばかるということは、まわりの人を大切にするということです。そのような人はまわりから信頼され、「この人と一緒にいたい」と思われるでしょう。人が何を望んでいるのか、また何をして欲しくないと思っているのか、想像できる人になってください。気持ちを想像するトレーニングの方法として、読書をお勧めします。色々な登場人物がストーリーを紡ぎ、なぜこの人はこんな行動をするのだろう、この人の「大丈夫」という言葉と気持ちは同じなのだろうか、など、想像を拡げる力が身につきます。

 三つ目は、「自分の言動がどのような結果をもたらすのかを考える力」です。期末考査に向けてしっかり準備をした人、準備不足や不注意から欠点をとってしまった人、自分の行動の結果は必ず自分に返ってきます。人とのかかわり方も同じです。自分が相手にしたことの結果がどうなるか、また、しなかったらどうなるか、その時にその場で適切な判断ができれば、友だちと良い関係を築くことができるはずです。 

 限られた時間の中で三つの力を身につけるために重要なのが、目標を持つことです。新年を機に目標を立てる人も多いのではないでしょうか。暦が変わり気持ちがリセットされるタイミングで目標を立てる。しかし、目標というのは時間の経過とともに忘れてしまいがちです。年末の振り返りで少しでもその達成具合を確認していればまだ良い方で、思うように目標が達成できないうちに年が明けてしまい、また次の目標を立てる。そのような人もいると思います。

 ある目標について、それをいくつかの段階に分け、今年はここまで達成しようという形で1年の目標を立てることも一つの方法です。ただ、目標を立てようとしてそのことだけを考えて設定するのではなく、自分が目標を定めるきっかけとなるような体験・経験をする中で目標の種を見つけ、それを徐々に育て、少しずつ明確にしていく目標の立て方と達成の仕方であれば、肌感覚の目標になり、継続することにも苦労しなくなるので、実現の可能性がより一層高まるのではないかと思います。

 そこで提案です。今年は新年の目標として、まず「目標の種を見つけられる可能性がある体験の質と量を増やす」、ということを目指してみてはどうでしょうか?

 そうはいっても、どのような体験が目標の種になり、どう質と量を増やせばいいのか、わからないかもしれませんね。それには、「去年までの自分だったらやっていなかったことに今年はチャレンジする」ことをお勧めします。

 目標を立て、それを達成することの意味は、「これまで思いもかけなかった自分になる、自分に対してトランスフォーメーション(転換、変換)を起こすこと」とも言えます。一度きりの人生、5年後、10年後の自分が今は思いつかないような状況にトランスフォームしていることを想像しながら、まずは目標を立てるための 体験・経験を積み重ねること を今年の目標にしてみてはいかがでしょう?

 ぜひ、この三つの力を向上させ、明確な目標を持ち、充実した高校生活を送って欲しいと思います。 

令和3年度第2学期終業式 講話

 昨日の防災避難訓練では、これまでにない手法で危機管理について学びました。東日本大震災では、避難、誘導の成否が生死を分けたと言われています。災害がいつ起こっても、「この学校には備えがあるので大丈夫」と自信をもって言えるよう、日頃からしっかりと準備をしておきましょう。

  さて、今日は三つ話しをします。

  一つ目は、生徒の活躍についてです。

 学期当初の分散・時差登校のために体育祭と文化祭の日程を変更し、昨年は全校で実施できなかった学校行事を、皆さんの協力により、無事やり遂げることができました。また、創立百周年記念式典や全国産業教育フェアなど、学校外との連携によって成し遂げたイベントもありました。行事を中止した学校がいくつもあった中で、特筆すべき成果でした。 

 先日お話しした部活動の活躍はもとより、学習成果も高く評価されました。草花栽培実習を履修する生徒が中心となり、夏休み中に行った東京2020オリンピック・パラリンピック応援のために行った会場最寄り駅の草花装飾が高く評価され、県から感謝状をいただくとともに、参加者全員が記念グッズの贈呈を受けました。

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 また、総合的な探求の時間でフラワーデザインを学ぶ3年次生有志が、日本フラワーデザイン協会埼玉県支部主催のコンテストに出品し、プロも参加する大会で 3年1組 石井 里奈 さん が見事銅賞を獲得しました。

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 部活動では、バレーボール部2年次生2名(2年4組 松岡 愛香 さん、2年6組 佐伯 里桜 さん)が西部支部選抜に選ばれ、各支部の選抜チームが一堂に会して戦った対抗戦で優勝しました。

 さらに、先週土曜日に長野県軽井沢町で行われた全国高等学校スケート大会埼玉県予選会で、1年2組 草岡 美波 さん がスピードスケート500m・1000mの2種目で三位入賞を果たすとともに、インターハイ参加標準記録を突破し、1月に青森県で行われる全国総合体育大会(インターハイ)出場を決めました。

 おめでとうございます。日々の努力が目に見える成果に繋がり、大変嬉しく思います。

 二つ目は、一昨日行われた成績会議についてです。

 学校全体の成績優良者は98人(14.5%)、欠点保持者は53人(7.8%)。1学期と比べて成績優良者は8人減り、欠点保持者は33人増えました。

 努力して良い結果を残した生徒がいる反面、「どうしてこんな状況になるの?」と残念に思う場面が、学期後半にはいくつもありました。欠点が付いた背景には、①遅刻・欠席が多い、②課題などの提出物を出してない、③考査に向けて十分な勉強をしていないなど、気の緩みによるものと思われます。大変もったいないことです。時間は限られていますが、3学期に向けて課題や補習にしっかりと取り組み、早期に挽回することを強く願います。

  三つ目は「スナックキズツキ」というテレビドラマの話しです。

 テレビ東京系で10月8日(金)から深夜の時間帯に放送されていて、今夜最終回を迎えます。原作は、女性を中心に幅広い支持を得ている漫画家、益田 ミリ 氏 による同名のコミックです。家庭のこと、職場のこと、恋人とのこと…。誰もが持っていそうな心の傷を抱えている人がたどり着くちょっと変わったお店、それが「スナックキズツキ」です。客を出迎えるのは、店主のトウコさん。店だけでなく、店主も変わっています。スナックのママ トウコ が、アルコールを置いていないスナックで、ココアやコーヒーなどの温かい飲みものと、美味しい手料理、そして歌ったり踊ったり…。日々ため込んでしまいがちなちょっとした「キズ」を店主と客が一緒に癒す、一風変わったショートストーリーです。

 出てくる人たちは極普通の人たちで、みんなどこかちょっとだけ悪いところがある人、かつ、素はとっても良い人。何気なく発した言葉で誰かを傷つけていたり、逆に自分も傷つくことがあったりする。原作の漫画ではそんなに深刻に感じませんでしたが、ドラマで見るととてもリアルで、「あ~っ、そういう事」と思わせられます。私はドラマを見てから原作を読んだので、すっと内容が入ってきました。図書館に原作本が置いてあるので、関心を持った人は是非ご一読ください。

 コロナ禍の終息が見通せない中で、新型コロナウイルスの新たな変異株、「オミクロン株」への不安が急速に高まっています。お隣の韓国やアメリカ、イギリス・ドイツなどヨーロッパ各国の状況を見る限り、予断を許さない状況が続いていることに変わりありません。

 皆さん一人一人が今何をすべきか、どう行動することが社会や学校、家族や自分のためになるのか。直面する現実と向き合い、考えてみてください。そして行動に移してください。

 早いもので、今年もあと1週間で終わります。健康に留意し、どうか良いお年をお迎えください。 

「青少年赤十字防災教育プログラム」の実施にあたって

はじめに

 10年前の3月に発生した東日本大震災以降、火山の噴火や地殻変動など、地球規模で大きな自然災害が多発しています。鹿児島県のトカラ列島近海では、今月4日から地震が頻発しており、悪石島では住民の島外避難が始まっています。先週最終回を迎えたテレビドラマ「日本沈没」が、トレンド入りしていました。今年も地球温暖化に起因する大型台風や局地的な豪雨、干ばつや森林火災、アメリカの南部と中西部で多くの死傷者を出す竜巻が発生したのは記憶に新しいところです。私たちの暮らしを豊かにしてくれるはずの自然が、突然牙を剥き迫ってきます。これまでの経験が通用しない事態が、世界各地で頻発しています。

 防災避難訓練は、予想もしない事態が起きた時のことを想定してあらかじめ体験しておく、大切な学びの場です。

1 地震発生時に取るべき行動

 一年前にもお話ししましたが、地震が起きた際には、慌てない、身の安全を確保する。この二つが最も大切です。緊急地震速報や揺れを感じたら、①ドロップ:まずは姿勢を低くする、②カバー:頭を守る、③ホールドオン:動かない。地震の揺れは長く続きません。右往左往したり、SNSに憶測で不確かな情報を書き込んだりせずに、まずは身の安全を確保し、揺れが収まったら周囲の安全を確認し、冷静に次の行動、避難をしてください。

 この「ドロップ、カバー、ホールドオン」の訓練は、「シェイクアウト」と呼ばれ世界の主流です。

2 火災発生時に取るべき行動

 火災発生時には、「通報」「初期消火」「避難」の順に行動することが基本です。しかし、状況によっては優先順位が異なります。逃げ遅れないよう冷静な判断を心がけましょう。

 次に、安全に非難するための7つのポイントです。①天井に火が燃え移ったら即避難、②高齢者、子ども、病人を優先する、③服装などにこだわらずできるだけ早く非難する、④ためらいは禁物、一気に走り抜ける、⑤煙の中を逃げる時にはできるだけ姿勢を低くする、⑥いったん逃げ出したら、再び中には戻らない、⑦逃げ遅れた人がいたら消防隊にすぐ知らせる。

 もしもの時の備えとして、心の片隅にインプットしておいてください。

おわりに

 先人の教訓に学び、危機管理能力をさらに高めていきましょう。いつ身近なところで災害が発生してもおかしくない状況が、しばらく続くものと思われます。新型コロナウイルスの感染リスクに正面から向き合わなければならない今だからこそ、事前の備えを怠らないようにしてください。

 この後、「青少年赤十字防災教育プログラム」による講話を行います。講師の香山先生には、Meetを使ったご講演をお願いしています。災害現場で蓄積された貴重なノウハウや今の皆さんに必要と考えられる備え等について、具体的な事例を含めたお話しをいただきます。3年次生の中には、人々の安全に携わる職業に就く人もいます。

 机上訓練に引き続き、しっかり学んでください。 

第73回人権週間について

 昭和23年(1948)12月10日、国際連合第3回総会において、全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として、「世界人権宣言」が採択されました。世界人権宣言は基本的人権尊重の原則を定めたものであり、初めて人権保障の目標ないし基準を国際的にうたった画期的なものです。採択日である12月10日は「人権デー(Human Rights Day)」と定められています。法務省では、昭和24年(1949)から人権デーを最終日とする1週間を「人権週間」と定め、その期間中、全国的に人権啓発活動を展開して人権尊重思想の普及高揚を呼びかけています。

 今なお新型コロナウイルス感染症の感染者等に対する偏見・差別、インターネット上における誹謗中傷、いじめや虐待、外国人や障害のある人、ハンセン病元患者やその家族などに対する偏見・差別など、様々な人権問題が依然として存在しています。これらの問題を解決し、国連の持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる「誰一人取り残さない」社会を実現するには、私たち一人一人が人権尊重の重要性を改めて認識し、他人の人権に配慮した行動を取ることが大切ではないでしょうか。

 ところで、生徒の皆さんは人権が何によって保障されているのか知っていますか?

 社会科の授業ですでに学んでいるものと思いますが、日本でいえば、日本国憲法に記されています。日本国憲法は、戦後、アメリカのGHQが草案を作成し、日本政府との話し合いを重ねて定められました。

  仮に人権という概念がなかったとしても、無意識のうちに他人を尊重して生活できることができれば理想的です。しかし現実は、多様性を認めたがらない社会の風潮やコロナ差別の問題など、多くの課題が山積しています。

 人権週間を契機に、耳にすることや目にすることに心を傾けて、他人を尊重することについてあらためて考えて欲しいと思います。

  人権問題は決して「誰か」のことではありません。以下に紹介する動画は、主人公たちがそのことに気づく様子を様々な角度から描くショートストーリーです。試験勉強の合間にぜひご覧ください!!

 

 参考 「人権啓発動画「『誰か』のこと じゃない」(法務省制作)

     https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00233.html

生徒会・FFJ(学校農業クラブ連盟)本部役員選挙に向けて

はじめに

 こんにちは。皆さんの前でこうしてお話しするのは、川総祭の閉会式以来24日ぶりです。2学期も残りひと月を切りましたが、川総生の活躍が部活動を中心に続いています。

 ① バレーボール部「全日本バレーボール高等学校選手権大会・春高バレー・埼玉県予選ベスト16」

  ここまで頑張ってきた3年次生部員の活躍には、目を見張るものがありました。

 https://kawagoesogo-h.spec.ed.jp/blogs/blog_entries/view/562/048cf30996255a846dde15abac1e1013?frame_id=368

 世代交代が進み、1・2年次生の活躍も目立っています。

 ② バドミントン部「高等学校バドミントン新人大会」女子シングルスベスト32、女子ダブルス県大会出場

 ③ 弓道部男子「全国選抜弓道大会埼玉県予選」団体5位

 ④ 吹奏楽部「埼玉県アンサンブルコンテスト高等学校部門」打楽器三重奏銀賞

 日頃の練習を見ていて、部員一人一人の努力や顧問の先生方の指導はもとより、チームメイトが一丸となって選手を支え、勝利を目指して結束した賜物と受け止めています。いずれの部も、関東大会出場まであと一歩のところまできています。これまでの勝因や敗因などをしっかり省察し、次の目標を定め、チームとして結束し、更なる高みを目指して欲しいと思います。よく頑張りました。

本日の役員選挙について

 ここで任期を終える令和3年度前期生徒会役員及びFFJ役員の皆さん。コロナ禍の中で、全校生徒のリーダーとして様々な行事や活動をけん引してもらい、本当にありがとうございました。外部からお客様をお招きすることができなかったり止む無く中止となったりした行事や競技会、形を変えてようやく実施にこぎつけた「体育祭」や「川総祭」など、苦しい時にこそ柔軟な発想と行動力を発揮し、心に残る行事を実現してくれました。この場をお借りして、お礼を申し上げます。

 さて、令和3年度後期生徒会役員及びFFJ役員、令和4年度前期生徒会役員及びFFJ本部役員を決める今回の選挙には生徒会役員に12名、FFJ役員に6名、併せて18名の有志が立候補してくれました。

 昨年同様、候補者の皆さん全員に質問します。

 ① あなたはなぜ役員に立候補したのですか?

 ② あなたは、これから川総をどんな学校にしたいですか。

   また、それぞれの活動をどのようにして全生徒が身近に感じるよう活性化させますか?

 ③ 川総をあなたの目指す学校にするために、どのようなことに取り組みますか?

 ④ 創立百周年記念事業に係る様々な取組がマスコミに紹介されたり、全国産業教育フェアのホスト校として大役を果たしたり、この一年で県内外から注目される学校になりました。

   この先、川総ブランドをどのように高めたいと考えますか?また、その取り組みを実行するために、どのようなプランを持っていますか? 

 投票する生徒の皆さんは、これらの質問にしっかりと答えられる候補者を選んで欲しいです。なぜなら、今日選出される役員はこれまでの実績が示すように、本校のリーダーになるからです。リーダーには、誰にも負けない川総を愛する気持ち、困難な課題にチャレンジするタフな精神力、人前で物事をわかりやすく表現する力、多くの人を動かす力などが求められます。候補者の演説を聴いて、皆さんのリーダーにふさわしい人かどうかを選ぶ眼を養う機会にしてください。

むすびに

 学校があなたに何をしてくれるのかを待つばかりでなく、あなたが学校のために何ができるのかを考えてください。生徒会やFFJがあなたのために何をしてくれるのかを待つのではなく、あなたが学校のために何ができるのかを考えてください。先生、生徒、保護者、地域の皆さんがそのような考えを持っていれば、必ず川総はさらに素晴らしい学校になるはずです。

 生徒会・FFJそれぞれの活動がさらに発展し、飛躍することを願っています。

 

 

第25回 川総祭 閉会式講評

 昨年、今年とコロナによって特別な年になりました。学校行事ということでは、10月に体育祭を成功させ、本日文化祭を無事に終えることができました。私自身、2学期に入ってから、感染拡大を防止するために様々な行動制限を皆さんに課してきたことから、特別な思いで活動を見守ってきました。前例のない中で、苦労を重ねたことと思います。私は体育祭と文化祭を全員でやり遂げた生徒の皆さんに敬意を表します。

 さて、「校長から優れた企画を表彰して欲しい」との依頼を生徒会長の浅賀さんから受けていたのですが、個人的には、生徒全員を表彰したいです。しかしながら、賞状は一枚ということなので、これから、私が特に川総生らしいと感じた企画に直接お邪魔し、表彰状をお届けします。

(移動及び表彰状授与)

 次に、文化祭全体を講評します。

 生徒の皆さん、指導にあたられた先生方、本当にご苦労様でした。「withコロナの時代の特別な川総祭」は、今年のテーマ「 NO LIMIT -私たちに限界は無い- 」に基づいて、一人一人が役割と責任を果たし、チームワークを発揮し、見事成功に導きました。一所懸命でした。表情が輝いていました。エネルギーが溢れていました。皆さんのその一所懸命さ、表情の輝き、エネルギーがあれば、アフターコロナに向けて、これから将来、難しい問題に直面してもきっと乗り越えていけると思います。自信を持って今後の学校生活を送ってください。

 生徒会本部役員、文化祭実行委員会の皆さん、よく頑張りました。皆さんの「縁の下の力持ち」としての見えないところでの頑張りがあってこそ、川総祭が盛り上がりました。

 感動をありがとう。以上、講評とします。

 最後に、9月から続けてきた昼食指導についてお話しします。目標としていた体育祭、文化祭を無事終えることができたことから、来週月曜日からは9月以前の形に戻します。但し、海外の感染状況を見る限り、予断を許さない状況に変わりないことから、感染防止対策の徹底については引き続き協力をお願いします。

 私からは以上です。

 

第25回 川総祭 開会式挨拶

 皆さん、おはようございます。

 第25回川総祭 「NO LIMIT -私たちに限界は無い- 」 開催にあたり、一言あいさつをいたします。

 これまで準備を進めてきた生徒会本部役員、文化祭実行員会をはじめとする生徒の皆さん。クラスや部活動、有志参加のグループ、授業の成果発表や全体の運営など、それぞれ分担して目標達成に向け作り上げていく貴重な体験を重ねてきました。これまで指導や助言にあたっていただいた先生方にもお礼を申し上げます。

 相当の時間をかけ計画し、準備する間には、問題やトラブルが色々あったかもしれません。自分たちで考え、決め、それに伴う責任を共有する。物事を成就させるためのプロセスを学ぶよい機会になったと思います。大変であっても、祭りを準備しながら待つ時ほどワクワクドキドキしますよね?

 また、ステージや展示、それぞれの場面で、「自分の、自分たちの、外に向けて表現すること、発信すること」で、初めて見いだせることが必ずあるはずです。その場が上手くいってもいかなくても・・・。表現することは、自分を捉え振り返るとともに、他の人の存在を受けとめることにつながります。このような活動に参加する機会は、とても意味深いことだと私は考えています。

 スポーツもそうですが、文化活動などに参加する機会を奪われた子どもは、「溶け込めない」という不安を抱くようになるといわれています。表現すること、スポーツをすること、それらを習ったり学んだりすることをネガティブに捉えてしまい、「自分は音楽や演劇、芸術、スポーツには値しない人間だ」と、否定的に感じるようになるというのです。好奇心や芸術性、遊びの精神を培う機会を失うことがあってはなりません。

 今年は新型コロナウイルス感染症対応のため、規模を縮小し、生徒・教職員のみでの開催となりました。それでも、このように無事開催に至ったことを素直に喜びたいと思います。また今回は感染症対応の中でどのような取組が成果を挙げているのか?という、いわば「試み」の場でもあります。視線を世界に向ければ、思うようにならない厳しい現実が至る所にあります。そのような中でも、今できることにどれだけ誠実に、真剣に、そして楽しんで向きあえるか?

 文化活動は深い精神活動に基づくものです。共感し、わかちあう中で、他の人へも影響を与え、伝播していきます。素直に驚き、感じる。その感性を大事にして、思いを込めて川総祭を創り上げ、大いに楽しみましょう。

 

 「 NO LIMIT -私たちに限界は無い- 」

 

 以上をもちまして、開会の挨拶とします。

第72回日本学校農業クラブ全国大会に6名の精鋭が出場します

 2年ぶりのFFJ全国大会が今週開催されます。本来であれば全校が集い壮行会を開いて選手を激励すべきところですが、現状を鑑み、放送にて出場選手を紹介します。

 本校から6名の精鋭たちが農業鑑定競技に出場します。

  分野生活 3年3組 飯田 悠華 さん

     〃    3年6組 小泉 穂果 さん

     〃    1年5組 関本 日向葵 さん

  分野食品 3年3組 山口 涼真 君

     〃    3年5組 杉山 礁 君

  分野農業 2年3組 古川 勇志 君

 選手の中には、これまでの活動制限のため十分な準備ができていない人もいるかもしれません。とりわけ今年は新型コロナウイルスの影響により、イレギュラーな対応がいくつもありました。しかし、このことはよその学校も同じです。本当に強い人間は、与えられた環境を受け入れ、その中で最高のパフォーマンスを目指して努力するものです。みなさんがこれまで懸命に努力してきたことは誰もが認めるところですが、あとは、みなさんを支えてくれる多くの人たちに感謝し、その人たちへのご恩に報いるため、また学校の名誉のためにも、心を一つにして、奮闘努力してもらいたいと思います。

 みなさんには、私たち在校生・教職員がついています。全力を出し切り、戦ってきてください。

第72回日本学校農業クラブ全国大会令和3年度兵庫大会ホームページ https://ffj72.org/

 次に、嬉しいお知らせです。

 土曜日には、本校の体育館も会場として使われていましたが、令和3年度第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会(通称春高バレー)の西部地区予選会女子において、本校女子バレーボール部が3位入賞を果たし、11月中旬に行われる県大会に出場することが決まりました。今後の活躍を期待しています。この後、バレーボール部のページで詳しい報告があると思いますが、「おめでとうございます」だけでも先に伝えさせてください。

https://kawagoesogo-h.spec.ed.jp/blogs/blog_entries/view/562/bb84a1a36f31368027cb9e3c103b7604?frame_id=368

第31回全国産業教育フェア埼玉大会が開催されます

第31回全国産業教育フェア埼玉大会が開催されます

 

 2学期の中間考査は今日が最終日です。試験の出来はどうでしたか?

 午後から部活動を再開したり、川総祭に向けた準備をはじめたりする人もいると思います。久しぶりの活動なので、事故やケガには十分注意してください。

 さて、10月30日(土)に第31全国産業教育フェア埼玉大会がウエスタ川越を主会場に開催されます。コロナ禍でもありオンライン開催となりますが、生徒実行委員会が長い期間をかけて準備に取り組んできました。様々なコンテストや競技会をオンライン配信したり、大宮工業高校出身の(株)マザーハウス 山口 絵里子 氏による講演を行ったりするなど、盛りだくさんの内容です。是非、大会HPを覗いてみてください。 

 https://sanfair2021.com/

 今回の産業教育フェアでは、本校FFJ会長 杉山 礁 君 が生徒実行委員長を務め、全国の専門高校生に向けて情報を発信したり、埼玉県民に向けてテレ玉でPR活動を行ったり、高校生ならではの取組をけん引しています。

 https://sanfair2021.spec.ed.jp/seito-jikko-iinkai

  また、当初予定されていた農産物や開発商品の対面販売が中止となったために、本校では、飼育技術を学ぶ3年次生が中心となり商品開発した「たましゃもカレー」をネット販売することになり、この後一か月間にわたって下記オンラインショップで限定販売します。 

   https://sanfair2021-ec.com/

 さらに、産業教育フェアの冠大会で、小学生が発案したアイデアを基にレシピを考案してお弁当にするアイデア弁当コンテストに、フードデザインを学ぶ2年次生が協力して商品化を実現させました。こちらは埼玉県庁で先週試験販売が行われ、130食のお弁当を完売しました。

  https://sanfair2021.spec.ed.jp/blogs/blog_entries/view/21/a4bbc03c814b6c8683fd59dddb02ba58?frame_id=58

 これだけではありません。第20回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストの会場として明星館を提供し、フェア当日は全国から集まった作品の審査会を行います。本来なら各地区の代表選手が集い、本校で作品制作を行った上で審査を行うはずでしたが、今回は審査員及び大会関係者が来校するのみで、残念ながら本校生徒の参観もできません。27日(水)の午後から30日(土)までの間、明星館の使用が制限されます。多くのお客様をお招きすることは叶いませんでしたが、コンテストのために来校する関係の方々を歓迎するため、フラワーデザインを学ぶ3年次生が明星館前にウェルカムモニュメントを作成する予定です。

 https://sanfair2021.spec.ed.jp/flower

  11月4日(木)に実施予定の第25回川総祭のプレイベントと位置付け、全国産業教育フェア埼玉大会が盛り上がるよう、皆さんの協力をお願いします。 

「選挙」を通じて政治参加することの意味を考えよう

「選挙」を通じて政治参加することの意味を考えよう

 

 2・3年次生は中間考査2日目、1年次生は今日から中間考査が始まります。

 さて、第49回衆議院選挙が今日公示され、31日の投開票に向けて12日間の選挙戦に入ります。日本における選挙権拡大の歴史については、日本史、現代社会や政治・経済の授業ですでに学んでいて、知っている人も多いと思います。日本で衆議院議員選挙が初めて行われたのは1890年です。当時の有権者は、直接国税15円以上を支払う25歳以上の男子に限られていました。その後、1925年の普通選挙法により25歳以上の男子となり、女性に選挙権が認められたのは戦後になってからです。2015年に選挙の基本について定めている公職選挙法が改正され、18歳選挙権が実現しました。

 18歳選挙権となり、現在の有権者は総人口の83% 程だそうです。選挙で投票するのに、働いているか、税金を払っているかは関係ありません。学歴や学力も関係ありません。満18歳以上ならOK。投票できるのは、衆議院・参議院議員選挙、そして住んでいる自治体(県・市町村)の首長や議会議員選挙などです。そのほかにも、最高裁判所裁判官の国民審査でも1票を入れることができます。また、地方自治体におけるリコールでは住民投票が行われますが、この投票においても投票権を有します。

 残念ながら、満18歳以上の国政選挙の投票率は下落傾向が続いています。国政選挙で初めて満18歳以上が対象になった2016年の参議院選挙では10代の投票率が20代・30代を上回ったものの、直近の2019年参議院議員選挙では最も低かった20代と同水準でした。民主主義を簡単に定義することはできませんが、「一人ひとりが主権者となって国や地域に関わる制度。社会の意思決定に当事者意識と責任を持つもの」と仮に定義します。「投票していないのだから主権者ではない」とは必ずしも言い切れませんが、それでも投票率は主権者としての自覚を示す十分な指標になります。

 「政治がよくわからない」、「誰に投票しても同じ」など、様々な理由が挙げられています。しかし、財政再建や社会保障制度改革の行方などは、若い世代の将来に直接関わります。コロナ禍が続くことによって、就学支援や学びの保証など若者が直接受ける政治の影響は少なくありません。主権者としての権利を行使する際に大事なのは、「候補者の政策の違いを理解する力」です。候補者の政策を比較し、何が違うのかをはっきりと理解できるような環境があり、その上で若者もその政策の違いを理解しようとする姿勢を身に着けることができれば、質が高い投票が行われたり、投票したいと思ったりする人が増えていくのではないのでしょうか。

 投票に行く若者が増えれば、それだけで日本の政治にかかわる人たちの行動は必ず変わります。若者が日本を支えていく、未来を創っていくための手段として、「選挙」が健全に機能する社会の実現を目指しましょう。

 こんな動画が 埼玉弁護士会チャンネル にアップされています。是非ともご覧ください。

 「憲法なんて、いらねえわ!」編 https://www.youtube.com/watch?v=fY6NJbQuSxE&t=233s

 「選挙なんて、行くヒマないわ!」編 https://www.youtube.com/watch?v=M5IpB_CtzEg&t=15s