全日本バレーボール高校選手権埼玉県予選が、11月19日(金)・20日(土)・21日(日)に行われました。本校バレー部は、大会2日目、3回戦まで進出しベスト16となりました。
この大会は、3年生が出場できる最後の大会です。10月下旬の西部地区予選でベスト4となり、この大会への出場権を得ました。それ以降も練習試合などを重ね、この日を迎えました。
普段の練習をはじめ練習試合などには、応援の保護者の方が増えていきました。大会が無観客試合なので、こうして選手達の頑張りを見ていただけるのはとても嬉しいことでした。
11月19日(金) 大会第1日 サイデン化学アリーナ(さいたま市記念総合体育館)
本校の1回戦は第3試合であり、11時50分の入場、試合開始は13時の予定です。保護者の協力で公立の体育館を手配していただき、そこでウォーミングアップをしました。交通が不便なところでも車を出していただき、良いコンディションで会場入りです。ユニフォームを着たメンバーのアップとサポート組の分担で準備が進みます。
1回戦 進修館高校
第1セット 25-21
第2セット 25-18 セットカウント2-0で勝利しました。
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選手権の県予選 いよいよ1回戦が始まる。合同練習 |
自分たちのプレーをしよう。 |
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公式練習スタート。 |
レフトからのスパイク いつもどおり打ちたい。 |
第1セット
しっかり準備して臨んだはずなのに、始まると緊張して落ち着いたプレーができません。相手のラリーが乱れて、チャンスボールが返ってきても、その変則的な動きに慌てています。レシーブ・トス・スパイクの3本で攻めてくるとばかり思っていて、几帳面なプレーをしていることがチームの動揺につながっているようでした。
どんな相手でも自分たちのスタイルで戦えたら、もっと良かったと思います。それでも25-21でセットをとりました。
第2セット
このセットも変則的な動きに対応できない場面がありました。もっと柔軟に対応したいところです。
徐々にリードし25-18で1回戦を勝利しました。
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1回戦を勝利した。内容はまずまず、2回戦に進めて良かった。 |
2回戦 伊奈学園総合高校
第1セット 25-23
第2セット 17-25
第3セット 25-15 セットカウント 2-1で勝利しました。
伊奈学園とは、昨年度あたりからたびたび練習試合をお願いしています。今年の夏や秋にも対戦し、お互いにスターティングのメンバーをかえたりメンバーチェンジをして、チーム力のアップを図ってきました。それだけに胸を借りるつもりで対戦しました。
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伊奈学園との合同練習 みんな気合いが入り練習試合みたいだ。 |
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ユニフォームを着た14名が公式練習で動き回る。 |
第1セット
このセットは、いつもの内容が良いときの練習試合みたいに始まりました。お互いのリズムが合い、質の高いラリーが続きます。
そのような中で本校のサブアタッカーのスパイクが、乱れて逆モーションになって決まったり、レシーブの乱れた相手が打って返してくると簡単に落としたり・・・。 互角の展開で相手がリードしたところで(12-16)、ピンチサーバーを投入。このメンバーチェンジが当たって4ブレークで同点。
さらに互角の試合で20-20、そして23-23。デュースになってから立て続けに2点とり第1セットを取りました。
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3年生の小さいレシーバー ジャンプサーブで相手を崩す。 |
入り込んでセンターから打つ。 高いブロック。 |
第2セット
エースのスパイク ・・・ このセットはどんな戦いになるのかと思いました。
相手エースが力強くスパイク打ってきます。・・・ 本校の失点が続いたところでレシーバーがポジションをチェンジすることでだんだん上がるようになってきました。うちの1枚ブロックでは厳しい場面が続き、11-16でタイムアウト。
さらに相手は攻めのサーブを打って来るようになり、それに押されて防戦一方・・・。14-19で2回目のタイムアウト。
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第2セット 相手のエースがセンターからスパイク。ブロックにかからない。 |
1枚ブロックがついて行くが、決められる。 |
ピンチサーバーを投入するなどしましたが、流れを変えられずに17点でこのセットを落としました。
第3セット
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お互いゆずれない勝負。第3セットが始まる。 |
2枚ブロックを相手にエースが打つ。 |
いよいよ第3セットが始まりました。このセットも相手は強気のサーブで攻めてきます。そのサーブに対応できずにレシーブミスをしたり、スパイクが決まらなかったり・・・。そこでタイムアウトを取り、「サーブカットが乱れても二段トスでしっかり打つ」という監督の一言で、活気が戻りました。ここから一気に盛り返し、13-9と先行してコートチェンジ、その後もサブアタッカーのサーブからの攻撃で15-9。相手のタイムアウト。
勢いづいた本校のプレーは、練習試合以上の内容でした。
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セット序盤のタイムアウト |
得点してコートチェンジ、そしてまたサーブで攻める。 |
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終盤でのタイムアウト ここが山場だ。 |
第3セット終盤。頼むぞ、エース。 |
第3セットの大詰め、ここで3年生のピンチサーバーが打ち、そのままレシーブに回ります。
そしてついに25-15で第3セットをとり、伊奈学園に勝利しました。
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22-12 3年生ピンチサーバーが打つ。 |
ついに伊奈学園に勝った。ガッツポーズ。 |
この試合は、会場の第6試合でこの日の最終試合でした。多くの学校が帰ったあと、私たちは明日の3回戦に駒を進めることとなりました。
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何面もある広い体育館 ゲームセットの電子ホイッスルが響いた。 |
11月20日(土) 大会第2日 サイデン化学アリーナ
本校の3回戦は、前日と同じ第3試合です。11時50分の入場時間まで余裕があったので、学校で朝練習をして会場へ向かいました。
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天井の高い大きな体育館 今日も頑張ろう。 |
3回戦は昌平高校 いくども対戦してきた相手だ。 |
3回戦 昌平高校
第1セット 9-25
第2セット 16-25 セットカウント 0-2で敗北しました。
昌平高校は、練習試合を定期的に行ったり、前回の県大会でも対戦しています。対戦成績はセットを落とすことがほとんどですが、全く手が届かない相手ではないと思っています。また最近の本校チームの仕上がりも良かったので、どれだけ勝負ができるかと期待して臨みました。
第1セット
初めの1本目は、のびのびとプレーし良いラリーが続きます。この内容で試合ができたら実力を発揮できると思いました。本校のメンバーを見ると落ち着いている3年生と、周りが見えなくなっている2年生がいました。その様子はゲームが進むほどひどくなり、会場の雰囲気に飲まれてしまったようでした。弱気なプレーでは、スパイクを拾われて打ち込まれ、フェイントしてもチャンスボールになっていました。
県大会の雰囲気に慣れて実力を発揮するのは、まだまだ経験が足りないと強く思いました。このセット9点で落としました。
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強く打ちたいスパイク 気負ってミートしていない・・・。 |
相手のサーブに差し込まれ思うような攻撃をさせてもらえない。 |
第2セット
このセットも相手に攻められ、自分たちらしいプレーができません。苦しくなったとき、どれだけ日頃のプレーができるかが別れ道かも知れません。そういう意味ではまだまだ発展途上で経験不足でした。
リードされた終盤、タイムアウトを取った監督から思い切りよくプレーするよう指示され、そこから元気を取り戻して16-25で敗れました。こういう状況になっても、3年生はいつもどおりに前を向いてプレーしていたことが印象に残りました。
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第2セット アタッカーを見てノーブロック 力の差か。 |
3年生ピンチサーバー 3年間をこのサーブにかけろ。 |
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選手権大会県ベスト16 3年生の頑張りと1・2年生の協力が印象に残った。とても良い大会だった。 |
保護者の皆様
日頃から本校バレー部の活動にご理解とご協力をいただきありがとうございます。
ここまでの活動ができましたのは、日頃からの応援、家庭での協力、また公式大会をはじめ練習試合なども含めた会場への移動のバックアップなど、いろいろな支えのおかげだと思っています。本当にありがとうございました。
その上で、部員のみんなが成果を出すことができ、本当に良かったです。3年生はこの大会をもって公式大会には出場できません。その分、今までの経験を1・2年生の部員に伝えていってくれることと思います。
保護者の皆様には、これからもバレー部の活動を支えていただけますようよろしくお願いいたします。
日頃からお世話になっているサポーターの皆様
サポーターとお呼びしては失礼かも知れませんが、怪我や疲れの対応を診ていただいている先生、プレーの技術や精神面をアドバイスしてくださる指導者の皆様、日頃からバレー部の様子を気にかけてくださる皆様、いつもありがとうございます。多く方々に支えられていることをバネに今大会でも頑張ることができ、こうして報告できて良かったです。ここから新チームとなりますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。