講話 ・ 式辞

儀式等で お話しした内容を掲載いたします。

令和5年度入学式式辞の概要

今年は、例年にないほど春の訪れが早かったため、皆さんと同じように初々しい若葉に迎えられる入学式となりました。保護者の皆様、本日はお子様の御入学、誠におめでとうございます。高校での3年間は、人生の方向性を考えるうえで大切な時期となります。私たち教職員は、お子様が自ら生きる道を切り開いていけるよう、全力で支援してまいります。保護者の皆様におかれましても、本校の教育方針を十分に御理解いただき、御支援と御協力を賜りますようお願いいたします。本校は、県内でも有数の伝統校で、前身の川越農業高校時代から数えて今年度103年を迎えました。多くの卒業生が政界、財界、産業界等で活躍しています。今日から本校での高校生活がスタートするにあたり二つ話をします。一つ目の話は、本校で学ぶ意義です。本校では、自然と勤労を愛し、教養豊かで心身共に健康な人間となるための必要な素養を学びます。そのためには、まず、学習活動が重要です。勉強をやらなくて後悔した人は数多くいますが、勉強をやりすぎて後悔した人はいません。勉強する目的は、知らないことを知ること、できないことができるようになること、身に付けた知識や技術を人のために活用することです。次に、学校行事や生徒会活動、部活動などをとおして、自分自身の可能性を高めつつ、他者とのかかわりの大切さを学ぶことです。本校で学ぶうえで特に重要なことは、今やるべきことは後回しにせず、必ず今やるということです。2つ目の話は、出会いについてです。哲学者で教育学者でもある森信三の言葉に、「人間は一生のうちに逢うべき人に必ず会える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。」というものがあります。本校での出会いの中に、これからの生き方に大きな影響を与えてくれる人がいるかも知れません。私も皆さんとの出会いは、とても大切なものと思っています。皆さんにとって、これからの3年間が充実したものとなることを願っています。

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